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こだわり

2018-06-25 10:00:00 | 17期生のブログリレー

こんにちは。17期の小口です。

ブログ投稿最後となる今回は「こだわり」について書きたいと思います。みなさんにはどんな「こだわり」がありますか?

 「こだわり」、特に「仕事に対するこだわり」は、その人の仕事に対する「譲れない」部分であり、「こだわり」のある人には、仕事上の軸のようなものがあり、何事にもブレず、信頼できるというのが私の見方です。私は、管理職になって以降、自分の部下には「仕事へのこだわり」を求めてきたつもりです。

 先日参加した、管理職を対象にした「人材育成」に関わる部門セッションの中で、この「こだわり」がキーワードとして議論の対象になりました。セッションの中で各管理職が抱えている「自組織を運営する上での悩み」を共有する時間があり、何人かの悩みが「こだわり」に関するものでした。

 ある管理職は、自組織の業務の性質上「こだわり」を重視し、部下の課題に対する深堀を奨励しています。しかし、業務である以上、「納期の制約」、深堀の先に本当に答えがあるのか?という「可能性の制約」を無視することはできないことから、部下の「こだわり」をどこまで許容するかの「見極め」に苦心しているとのことでした。

 別の管理職は、自組織が求められる最優先事項が「納期」であるため、部下に「こだわりを捨てさせ」、スピード重視にならざるを得ない状況に対し、人材育成の視点から「これでいいのか?」というジレンマを抱えていました。

 セッションの時間が限られていたため、これらの悩みへのアドバイスは、「時間制約の中でも、部下にこだわらせる時間を、管理職が捻出の努力をする」、「部下との対話が重要」等々が出ましたが、どれも抜本的な解という程でなく、消化不良のままこの「悩み共有」の時間は過ぎていきました。

 昨今の激変する市場環境に対応するため、会社の業務は以前よりスピード重視となり、以前に比べ「こだわり」にかけられる時間が少なくなった感があります。昔はよかった(?) しかしながら「こだわること」は、人材育成目的に加え、昨今企業に求められている「イノベーションを推進する組織」を作り上げるために必要な要素であると認識し、部下に「こだわらせる」には個人的に「こだわり」続けたいと考えています。

とは言いつつ、時間は有限というのも真理であり、力不足の私は、現行環境下において、部下にどう「こだわり」の場を確保、提供していくかへの解をまだ見つけられずにいます。なんとかしなくては。。。

このような企業の悩みに対して、皆さんならどのようなアドバイスをしますか?

プロコンの皆さんにアドバイスを求めつつ、私の最後ブログを締めたいと思います。

皆さん、一年間お世話になりました。今後とも宜しくお願いします。

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4 コメント

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上司の創造力 (大石泰弘)
2018-06-25 11:08:22
小口さんの悩みは、サラリーマンだったころの自分を思い出します。
あの時自分では全く考えなかったのですが、最近思うようになったことは、上の者は下の者より多くの創造力を求められるということです。
まず、未来に向けた創造力に基づくビジョンを示して、その上で部下へのケアをするのだと思います。ビジョンを示すことによっておのずと解決される部下の悩みもあるのだと思います。
私にはビジョンを示せなかったなと反省しています。
ご参考になりましたでしょうか。
これからもよろしくお願いします。
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大石さんコメント有難うございます。 (小口 徹)
2018-06-26 09:28:46
部下にビジョンを示すこと 参考になりました。その為にも自身の想い、こだわりは必要とも理解しました。今後とも宜しくお願いします。
返信する
1年間、有難うございました。 (鴨志田)
2018-06-26 15:23:52
こだわりは大事ですね。でも、一番の制約は、時間だと思います。時間はみんな平等で、有限のものですね。
7つの習慣の著者のコピー氏の本でも、タイムマネジメントテーブルが紹介されていますが、時間と重要性の掛け算で、優先順位を判断していくこと。
あとは、こだわりの時間を捻出するためには、何を放棄しなければならないのかという思考も大事だと思います。

正解は無いと思いますが、タイムマネジメントの中で、こだわりに費やす時間をいかに捻出していくのか、そのこだわりが本質的なことかどうかを判断していく能力が求められているように思います。

1年間、有難うございました。
返信する
鴨志田塾長コメント有難うございます。 (小口 徹)
2018-06-28 12:10:54
おっしゃる通り時間は有限ですが全ての人に対して平等ですね。ということは、こだわり時間の捻出は管理職の力量次第かと。人材育成の観点からも、この事業部に来てよかったと部下に思われるよう時間捻出に努力していきます。
一年間大変お世話になりました。
また機会があれば相談に乗って下さい。
今後とも宜しくお願いいたします。
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