稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田一宏です。
タイトルの「救いの条件」というのは、モーツァルトの歌劇「魔笛」のなかで出てくる設定です。
主人公タミーノが、姫タミーナを救出するにあたり、タミーナを保護している神官の長ザラストロが他の神官へ語るかたちで示すもの。その条件は、
「徳(Tugend≒virtue)」
「口の堅さ(Verschwiegenheit≒secrecy)」
「善行(Wohlthätig≒charitable)」」。
何とも普遍性の高い条件です。
お姫様を助けようが助けまいが、生きていくうえで大切にすべきことがらが並べられています。
「魔笛」の初演はオーストリアのウィーンで18世紀末、想定聴衆は、貴族ではなく、一般市民とされており、彼らに受け入れやすい内容に作られています。
「徳」「口の堅さ」「善行」という些か東洋的な徳目は、西洋でも重視されている、ということですね。
しかも、Magic of threeのセオリーどおり条件の数が3です。
そんな普遍的な条件ですので、われわれ中小企業診断士にも、凡そ当て嵌まります。
いずれを欠いても、支援先からの信頼を得ることは難しそうです。
改めて肝に命じたいです。
なお、「魔笛」は鑑賞したことはありませんでしたが、ネットでストーリーを読んでみると非常に興味を引かれました。
コメントありがとうございます。
学ぶヒントはいろいろある、の一例ですね。
「歌劇」は「歌舞伎」みたいなもの、と小生は勝手に位置づけています。
どちらもリアリティはあまりありません。その一方で、韻文的、そして示唆に富んでいます。
歌劇なぞかけの巻、整いました。