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救いの条件

2024-09-10 12:00:40 | 24期のブログリレー

稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田一宏です。
タイトルの「救いの条件」というのは、モーツァルトの歌劇「魔笛」のなかで出てくる設定です。
主人公タミーノが、姫タミーナを救出するにあたり、タミーナを保護している神官の長ザラストロが他の神官へ語るかたちで示すもの。その条件は、
「徳(Tugend≒virtue)」
「口の堅さ(Verschwiegenheit≒secrecy)」
「善行(Wohlthätig≒charitable)」」。
何とも普遍性の高い条件です。
お姫様を助けようが助けまいが、生きていくうえで大切にすべきことがらが並べられています。
「魔笛」の初演はオーストリアのウィーンで18世紀末、想定聴衆は、貴族ではなく、一般市民とされており、彼らに受け入れやすい内容に作られています。
「徳」「口の堅さ」「善行」という些か東洋的な徳目は、西洋でも重視されている、ということですね。
しかも、Magic of threeのセオリーどおり条件の数が3です。

そんな普遍的な条件ですので、われわれ中小企業診断士にも、凡そ当て嵌まります。
いずれを欠いても、支援先からの信頼を得ることは難しそうです。

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7 コメント

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Unknown (今村信哉)
2024-09-10 20:04:03
どれも必要不可欠ですね。肝に命じます。新しい情報や知識を入れることも大事ですが、普遍的なものは200年でも何年経っても変わらないので、歴史や名著にも学ばなければと思いました。歌劇にも触れたことがなかったので、興味関心の幅も広げて、いろいろなことから吸収していきたいと思います。
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Unknown (山口賢哉)
2024-09-10 22:01:14
世代、地域を越えて引き継がれている普遍的な条件は、ひとりの個人としてしっかり身につけたいものです。個人的に歌劇は疎いのですが、普段関りの少ない分野からも新たな気づきが沢山得られそうに思いました。
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Unknown ()
2024-09-11 02:30:43
歌劇って、200年以上前からの普遍的な教訓も登場するのですね(歌劇自体、イメージがついていないですが)。
改めて肝に命じたいです。
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Unknown (森谷進吉)
2024-09-11 07:26:17
今回の「口の堅さ」から、改めての診断士倫理規定、登録及び試験に関する規則を読み返しました。プロとして当たり前のことなのでしょうが、心に刻み付けておきたいと思います。
なお、「魔笛」は鑑賞したことはありませんでしたが、ネットでストーリーを読んでみると非常に興味を引かれました。
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歌劇 (太田一宏)
2024-09-11 10:34:20
今村さん、山口さん、南さん、森谷さん
コメントありがとうございます。
学ぶヒントはいろいろある、の一例ですね。
「歌劇」は「歌舞伎」みたいなもの、と小生は勝手に位置づけています。
どちらもリアリティはあまりありません。その一方で、韻文的、そして示唆に富んでいます。
歌劇なぞかけの巻、整いました。
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Unknown (永岡伸一)
2024-09-11 20:13:21
人がいいものだと思うものは、東西、古今問わず、変らないものですね。残念ながら歌劇はまだ鑑賞したことがありませんので、積極的に文化に触れる意欲を持ちたいですね。
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Unknown (柴田純一)
2024-09-12 21:06:51
「徳」「口の堅さ」「善行」、趣きがあるMagic of threeです。良いセオリーをご紹介頂きありがとうございます。先人が色々な教訓を残してくれているのに、人間社会は昔からあまり進歩していない気がするのは私だけでしょうか。
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