あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

すべての言葉は取り過ぎてゆく 第52回

2017-11-03 10:21:26 | Weblog


蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.271



前門の自公と後門の虚妄の党に挟まれて身動きできなくなっては、狂気と凶器と地獄の沙汰だ。極右ファシスト翼賛体制にくさびを打ち込むためには、市民連合が媒介して、民進リベラルと社民、共産党の左派連合体を早急に構築する必要がある。10/1

倉本聡の「やすらぎの郷」が終わったが、これはシルバー世代をターゲットとした本邦初の「終活ドラマ」として高く評価できる。この調子で高齢タレントが続々登場しては次々に死んでいく続編に期待したい。10/2

新党を作るには何億円もの資金が必要になるそうだが、枝野選手の「立憲民主党」は大丈夫だろうか。よく知らないが、なんたらファンドというので個人からの寄付をつのったらどうなんだろう。10/3

安倍蚤糞、小池悪魔女、松井某、石原、橋下、舛添、猪瀬、その他その他、政治家の多くは、どうしてかくも醜い顔をしているのだろう? 政治の深奥部から滲み出る暗黒物質のせいだろうか?10/4

どのように悲惨で非合理的な現実を前にしても、それを合理的で唯一絶対的なものと見做して、それを肯定し、そこに安住しようと務め、異議を唱える者を威嚇、排除、撲滅しようとする手合いがいるものだ。10/5

総選挙の後、安倍蚤糞は小池新党の協力を得て、インポ蝙蝠公明を引きずりながら宿願の憲法改定に殺到するに違いない。その暴挙を不発に終わらせるためにも、数多くの立憲民主党、共産党、社民党の議員を国家に送りこまねばならない。10/6

折口信夫は言う――「多くの女性に逢ひ、多くの女性の愛を抱擁し、多くの女性を幸福にし、広い家庭を構へ、多くの児孫を持つと言ふ事が、古代の人としては、何の欠陥もない筈であった」池澤夏樹10/7

テレビで安倍や小池のもっともらしい口舌を吐く醜い姿かたちが現れると、私は「リング」という映画に出てきた化け物を想起し、彼奴らが次々にテレビの画面からこちらに向かって這い出てくるのではないか、という恐怖に駆られる。彼らは貞子のように禍だ。10/8

自分の過ちを素直に認め、それを率直に表明できる人は立派だ。人間として尊敬に値する。10/9

自公と維新と絶望の党に投票すれば、今よりももっと悪い時代がやってきて、いともやたすく戦争がはじまり、それと共に市民の自由も人権も失われ、恐怖と独裁の未曾有の国家専制の時代がはじまることを、もっと知ってもらいたい。10/10

昨夜のNHKのインタビューで安倍蚤糞は、もはやおのれを見失っているようだった。質問に答えずはぐらかす小池は、もはや裸の女王というところか。山口は居直り、期待した枝野はいまいち。松井と中野は漫画。志位がいちばんまっとうに受け答えしていた。10/11

朝日の予想では、やっぱり希望は失速し、立民は伸びるようだが、自公はゆうゆう過半数を超えるのだという。かくなれば、かくなるものとは、知りながら、がっくりするなあ。いつまだたっても醜悪な安倍蚤糞にサヨナラできない阿呆莫迦国民の、私はひとりだ。10/12

積極的棄権主義とかを唱えて粋がっている人がいるようだが、結果的に安倍蚤糞の延命に加担することになるのが、分からないのだろうか。景気が回復したとか、強い指導者と勘違いして、この腹黒い国家主義者を信任する若者たちと同様、愚劣な行為である。10/13

世間の大方は、安保とか憲法とか徴兵だよとかいうてもなんのイメージも湧かないので、目の前の景気や商売がうまくいっていれば、それをお上のおかげと有り難がって、現政権に大事な1票を投じるだけの話なのだ。10/14

大リーグのリーグ優勝決定戦が、たけなわである。私は昔から高く評価しているマトン監督率いるシカゴ・カブスを応援し、その栄冠獲得をひそかに願っているのだが、シーズン中に活躍した上原がベンチに入れなかったのは、残念だ。10/15

しかし本当にマスコミの予想通りに自民圧勝の総選挙という結果に終わってしまうのだろうか。ああ、おらっちは思ったより少数派なんだなあ。こんな国、嫌だなあ。憂鬱だなあ。なんとかならんもんかなあ。10/16

国会議員の年収は2千万円、さらに月々100万円の交通費等がつくそうだ。要するに自分のために金と地位が欲しいだけなんだ。政治家としての理想や主義主張、まして民草の幸福や平和や豊かな暮らしなんかどうだっていいんだ。10/17

日産といい、東芝といい、神戸製鋼といい、その前のシャープといい、日本の基幹産業は根っこの部分で腐っているのかもしれない。「安倍1強」をやすやすと許してしまう脆弱な「民主」政治と同様に。10/18

しかし小選挙区をこまかく眺めていると、自公をやっつけるのはたった1人の「野党連合」でないと無理だということがよく分かる。もし勝利したとしても、その連合体をどのように運営していくのかは別問題として。10/19

すんでのことで自爆解散になるはずだったのに、その直前に野党第一党が空中分解し、あまつさえ投票日めがけて台風が来襲するとは、なんと悪運の強い男だろう。10/20

今回の総選挙の隠された最大の争点は、憲法改定である。よって自公、維新、希望、こころ以外の政党に、1票でも多く投票することがいちばん大事なんです。10/21

いよいよ運命の朝来る。わが親愛なる全国の学友諸君よ、あの醜悪凶悪陰険極まりなき猪八戒を退場させるべく、貴重な1票を投じたいものですな。10/22

蓋を開けてみればやっぱり自民大勝か。それにしても私の眼には立憲民主党より遥にまっとうな政党と映る共産、社民の後退が嘆かわしい。国内亡命を決め込んでからもう随分になるが、毎年毎年嫌な国になってくるなあ。10/23

極右ファシズム政党とその連合体が国会で多数派を占め、どんな反民主的で非合法な法案も自由自在に可決して、人民を完膚なきまでに支配できる。ナチが登場する直前のワイマール共和制こそが、いまの日本である。10/24

3位に甘んじていたチームが、あれよあれよというまに逆転逆転また逆転勝利して、リーグの第一人者を打倒するような奇跡が、政治の世界でもたまに起こるといいのだが。10/25

金といい、トランプといい、安倍、プーチン、習といい世界の独裁的な指導者の多くが、気違いか、気違い同然の人物であることに、愕然とする。10/26

台風の夜にBSで視聴したクルレンツィス&ムジカ・エテルナのモザールの「レクイエム」の演奏に、深い感銘を覚えた。とりわけピアニッシモの未聞の美しさと繊細さ!そのあとに放映されたパーボ・ヤルビ&N響の「ドン・ジョバンニ」の凡庸さと比べると、天と地の違いだ。10/27

年収2000万+月給100万の高収入に眼がくらんで、どうしようもない連中が国会議員になりたがる。いっそ無報酬とするか、それとも裁判員制度と同様に籤引きで選ぶことにしたほうが、今よりましな人材が選ばれるのではないだろうか。10/28

「日本のオケのよくない点は、協奏曲で伴奏してしまうことです。メロディを待ってそれに合わせていくという姿勢は、変えていかなければなりません。待たずにバンと入る。それがいいオーケストラです。」by新日本フィル音楽監督、上岡敏之 10/29

「若い演奏家のみなさんにとって大事なことは、回りの音をよく聞くということです。絶対に自分勝手に飛び出してはいけません。」byNHK交響楽団第1コンサートマスター、篠崎史紀。なーるほど、だからN響はいつまでたっても駄目なんだな。10/30

核禁条約に賛成しないくせに、核廃絶決議を出したって、誰も信用しないわな。こら、聞いてんのか安倍蚤糞。10/30

野党の質問時間を減らすなどという安倍蚤糞の暴挙を許してはならない。得票数に反比例させることで多数党の暴挙を抑制してきた慣行を、「丁寧に謙虚にしっかり」尊重せよ。10/31


    古稀過ぎて初めてわれ人を憎みたり総理大臣安倍晋三 蝶人

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする