闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.2042~46
1)ジョン・ヒューストン監督の「女と男の名誉」
ニコルソン、ターナー、アンジェリカ・ヒューストンを掌であやつる名匠の腕の冴えは見事。ウィリアム・ヒッキーがいい味を出している。しかしニコルソンに未来はないだろうね。
2)マイケル・カーティス監督の「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」
1942年製作の戦意高揚国策映画で、アメリカのもっともおぞましいエゲツナイ部分が見境なしに発露されている。ギャグニーが受けた役を断ったアステアに敬意を表したい。国威発揚の歌『オーヴァー・ゼア』を聴くとヘドが出る。
3)ロン・ハワード監督の「スプラッシュ」
若き日のトム・ハンクスとダリル・ハンナが主演する海洋ロマンチックファンタジー。陸を捨て海に飛びこんで人魚との愛の暮らしを選ぶ青年の稚気愛すべし!
4)ドン・テイラー監督の「五人の軍隊」
なんと丹波哲郎が奇天烈なサムライを演じるマカロニウエスタン。因みに彼にセリフはなかったずら。
5)キーイ・ピュー・シン監督の「マイカントリー マイホーム」
在日ビルマ人のヒロインが両国のはざまで揺れ動くいわゆるひとつの人間青春ドラマずら。
ネコジャラシの上を舞え舞えアキアカネこれを一期の見納めとして 蝶人