闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2413~22
1)マーヴィン・ルロイ監督の「若草物語」
オルコットの原作を1949年に映画化。3女ベスの早逝が悲しい。エリザベス・テイラーも出ている。
2)マーク・ロブソン監督の「チャンピオン」
1949年のハリウッド映画。どこかの総理のような叩き上げの風来坊カーク・ダグラスがミドル級最強のチャンピオンに駆けのぼるのだが、やたらと美女にもてまくるのは奇異ずら。
3)アベル・フェリー監督の「デッド・クリフ」
あら珍しや2009年のおふらんす山岳ホラー映画。アホ馬鹿5人組が酷い目に遭わされます。
4)アイヴァン・ライトマン監督の「ドラフト・デイ」
ケビン・コスナー主演の2014年のアメフト・ドラフト物語。チームごとの思惑が入り乱れ、この世界もなかなか大変なんだと知らされた。コスナーも毎年映画に出続けているんだね。
5)ダーレン・アロノフスキー監督の「レスラー」
元ボクサーのミッキー・ロークがぼろぼろのレスラーを演じる「2008年の最高傑作。ラストで泣かせる人世映画なり。
6)岡本愛彦監督の「愛の化石」
筋もなにもない1970年の下らない映画だが浅岡ルリ子が新鮮でかわゆい。こんな時代もあったのだなあ。
7)ジャウム・コレット=セラ監督の「トレイル・ミッション」
リストラされた中年男リーアム・ニーソンがとんでもない陰謀に巻き込まれていく2018年のススペンス物。しかしあれほど物凄い脱線事故で乗客が生き残っているのは不思議だ。
8)スティーヴン・ソダーバーグ監督の「チェ39歳別れの手紙」
カストロに別れの手紙を残してボリビアに潜入してから殺害されるまでのゲバラの短いゲリラ闘争を淡淡と描いて忘れがたい2008年の映画。暴力革命の外部注入は絶対にうまくいかないずら。
9)スティーヴン・ソダーバーグ監督の「チェ 28歳の革命」
2018年のゲバラの生涯の前半部。アルゼンチンの医師がキューバでゲリラ闘争に身を投じ、独裁政権を斃すまでを描く。ハバナを解放するあたりは気分も高揚して来るなあ。
10)阪本順司監督の「エルネスト もう一人のゲバラ」
ボリビアで果てたチェと行を共にした日系2世の革命家の短い生涯を追う2017年の日キューバ合作映画。広島を訪れたゲバラが「過ちは繰り返しません」に主語がないと決めつけ、「日本人はなんで原爆を落とした米に怒らないのだ」と語るシーンが印象に残る。
第三波来襲前に「強盗」を中止せざるは君らの責任 蝶人