あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

穂村弘文・長谷川朗絵「しんかんせん」を読んで

2021-02-04 14:10:23 | Weblog

照る日曇る日第1536回


「子には旅をさせよ」というわけで、東京駅から単身新幹線に乗って旅立つ男の子がひとり。
その子は大人の乗客に網棚に乗せてもらった荷物が気になって仕方がなかったり、トイレに行こうとしてよろけたり、富士山に感動したりしながら、なんとか無事に祖父母が待つ終着駅に着くのである。
だが、「見もの」はその主人公やら新幹線やらを全部三角形や幾何学模様で描きまくる長谷川選手の筆遣いで、普通の絵本作家とは一味違うヴィジュアルが、まあちょいと新鮮である。


  武蔵より遥かに強い祖父の名は小次郎ではなく佐々木小太郎 蝶人
コメント
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