あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

主婦の友社版「誰もが泣いて喜ぶ愛と感動の冠婚祖祭その他諸々挨拶&スピーチ実例集No.41」

2021-02-15 11:59:54 | Weblog

蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第366回

○社内旅行の宴会/幹事のあいさつ
本日は早朝よりのバス旅行、皆さま大変お疲れさまでした。*1

幹事をつとめさせて頂いております吉永です。皆さまゆっくり温泉に入られて、旅の疲れを癒されたのではないかな、と想像しておりますが、いかがですか?
沼津から修善寺を通り、川端康成さんの「伊豆の踊子」ゆかりの天城峠に立ち寄り、そして今日はたまたま3月27日。折りよく下田の「お吉まつり」に出くわしまして、大勢の華やかな芸妓衆の踊りを見ることもできました。
しかし唐人お吉が世をはかなんで身投げしたお吉ケ淵はなんだか淋しかったですね。*2

誰ですか、「そんなの知らないよ、俺は朝からビールとお酒飲んでいままで寝てたから」なーんて言ってるのは。はいはい、分かりました。ただいまからパーッと行きましょう。
まず、事業部長に祝杯をあげて頂きまして、本日のメーンイベントの大宴会に突入いたします。*3

なにかございましたら、何なりと幹事の吉永めにお申し付けくださいませ。

○アドバイス
*1年に一度の会社旅行。今年は伊豆の波勝岬の温泉に出かけることになった。幹事さんは神経が張りつめていて大変。
*2 宴会のあいさつどころではないかもしれないが、陽気に楽しくしゃべるのがこつ。地口で即興的にやったほうが成功するかもしれない。
*3 今日一日は、ピエロになったつもりで頑張ってください。


     世の中の半分位を敵に回し退任したり森会長 蝶人
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