闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2483~87
1)アーマンド・イアヌッチ監督の「スターリンの葬送狂騒曲」
独裁者スターリンの死を巡る悲喜劇をドキュメンタリータッチで抉る2017年の快作ずら。なんのことはないソ連の指導者たちはみな醜い殺人者だった!
2)ジャン・カルロ・サンティ監督の「怒りのガンマン/銀山の大虐殺」
リー・ヴァン・クリーフが大活躍する1972年の欧州製西部劇ずら。
3)バリー・レビンソン監督の「ウィザード・オブ・ライズ」
デ・ニーロとミシェル・ファイファーが出る2017年の金融ネズミ講の実話映画だが、投資家のみならず社員や家族も騙して600億ドルも私腹にしたとは信じられない。その罰が懲役150年というのも凄いが。
4)リッキー・トニャッツィ監督の「ファルコン」
1999年製作の実話にもとずくマフィア映画。パレルモの良心的な検事ファルコーネが命懸けでマフィアと戦うのだが、哀れ最後には愛妻共々暗殺されてしまうという悲しい話。彼の死後には軍隊まで動員してマフィア退治したそうだが、イタリアは怖い国だねえ。
5)ジョージー・ルーク監督の「ふたりの女王」
お馴染みのメアリー、エリザベスの両女王を巡る陰謀と闘争と殺戮の物語。2018年の映画なり。本作では二人が内密に会って話をしたことになっているが、そういう史実は無い。またエリザベスがメアリーに正当性と美貌でコンプレックスを懐いていた事実もない。
上半身青みがかった灰色でお腹が茶色のこの鳥はなに? 蝶人