あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

主婦の友社版「誰もが泣いて喜ぶ愛と感動の冠婚祖祭その他諸々挨拶&スピーチ実例集No.43」

2021-02-17 13:17:11 | Weblog

蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第368回

○新年会/幹事のあいさつ
皆さま、あけましておめでとうございます。私は旧年中の各事業部の協議、談合の結果、めでたく本日の新年会の代表幹事に就任いたしました、当三共エージェンシー市場調査担当の桐野でございます。*1

さて本日はちょっとした趣向がございます。まずテレビ媒体営業担当の矢島君は、皆さまよくご承知の通り、いま話題の社員ロックミュージシャンです。テレビ局の営業部で打ち合わせしていたら制作局のマネージャーが飛んできて、本番5分前なのにこんなところで何油売ってるんですかと怒られた話は、皆さんもうご存知ですよね。

それからマーケ営業担当の木下さんは三味線の趣味が嵩じて、時々男装して歌舞伎座の下座に潜り込み、笛、太鼓に混じって長唄の伴奏を勤めているという噂です。おなじみの社内ロックバンド「三共コモドアーズ」も健在です。*2

そんな訳で本日は、矢島、木下&三共コモドアーズのおめでたい三位一体コラボレーションで新年会のオープニングを飾りたいと存じます。さあ、皆さんよろしくお願いいたします。

○アドバイス
  *1これはかなり型破りな幹事のあいさつだが、時流に敏感な広告会社の若手メンバーが主催する新年会ならありうるケースだろう。社員タレントを抱えている代理店もあった。
  *2新年会がリラックスしてライブコンサート会場になってもいいじゃないか。
  どの人が会長になろうがこの夏にオリンピックができると思えず 蝶人
コメント
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