あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

主婦の友社版「誰もが泣いて喜ぶ愛と感動の冠婚葬祭その他諸々挨拶&スピーチ実例集No.119」

2022-05-20 10:30:34 | Weblog

西暦2022年蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第404回

 

 

  • 赤ちゃんの誕生を祝う会での義姉のスピーチ

公則さん、美智子このたびは長女ご誕生本当におめでとうございます。*1

 

私も3人の子供を産んで、育てましたが、子供って本当にいいものですよね。それは自分のお腹をいためて生んで育てる訳だから、かなりの程度自分を肉体的にも精神的にも犠牲にすることになりますが、やっぱりこの世の中で、子供ほど素晴らしい存在はないと、私は思うの。*2

 

それは、子供って、いいにしろ、悪いにしろ「人間の未来」そのものだからなんですね。美智子もそうだけど、私は田舎の12人兄弟の大家族で育った楽しさがどうしても忘れられません。父母がいて、おじいちゃん、おばあちゃんがいて、兄弟姉妹がいっぱいいる。そんな環境からもらった有形無形のものが今日の私を作ってくれたような気がします。*3

 

ですから公則さん、美智子と相談して、この子を第1号に、2号、3号、10号とじゃんじゃん可愛いベービーをつくってください。だいじょうぶ、その代り、私も、みんなも子育て応援するからね。

 

  • アドバイス
    • 1義姉が長女を生んだばかりの夫婦に向かって、もっともっとたくさんの子供を持つことをすすめるユニークなスピーチである。
    • 2話者なりの子供哲学が堂々と語られる。大家族制から少子化時代へと急速に環境がかわったが、あんがいポイントを衝いた正論かもしれない。
    • 3冗談か本気か、ともかくユーモラスにスピーチを終えた手腕は鮮やか。

 

 「諸君、テッテ的に語り合おうじゃないか!」と言うた松田世紀夫懐かし 蝶人

 

コメント
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