Elgin Avenue Breakdown / The 101ers (1981)
クラッシュ(The Clash)参加以前にジョー・ストラマー(Joe Strummer)が加入していたパブ・ロック・バンドThe 101ers(多分「ワン・オー・ワナーズ」と読むと思う)。その音源を集めたコンピレーション・アルバム。このバンドがピストルズ(The Sex Pistols)のギグをサポートした際にその演奏を見て、ジョーがパンクへ舵を切った事は有名。何しろこれらの曲を演奏した数ヵ月後にはもうクラッシュとしてライヴ・デビューしているだけに、ジョーのヴォーカルは初期クラッシュと何ら変わりなく、クラッシュのアウトテイクと言われても分からない。
自分が昔(80年代後半)101ersで以前持っていたのはチズウィックから出ていたシングル・レコード2枚(←これも当時はわりと貴重で結構な金額で買った覚えがある)だけだったので、他の曲やライヴ・テイクを聴いたのは初めてだが、パンク然とした曲こそもちろん無いものの、基本的な音楽性もクラッシュとさほど変わらず、ジョーの音楽的素地が余すことなくクラッシュに引き継がれた事が分かる。所詮前身バンドと思っていたが、クラッシュを理解するにはかなり重要だ。シングル盤だけでなく、もっと早く聴いていてもよかったな。
現在はEMIからトラック数も大幅に増えた「Revisited」と題された改訂盤が出ているのでそちらをお勧め。
01. Letsagetabitarockin'
02. Silent Telephone
03. Monkey Business
04. Shake Your Hips
05. Junco Partner"
06. Don't Let It Go
07. Motor Boys Motor
08. Sweety of the St. Moritz
09. Surf City
10. Keys to Your Heart
11. Sweet Revenge
12. Gloria
ブックオフにて購入(¥400)
(ワンオーワナーズ 101'ers 101ers )