The Doors Original Soundtrack Recording (1991)
オリバー・ストーン(Oliver Stone)監督の問題作「ドアーズ」のサントラ盤。何が問題かというと、その内容やプロダクションを残ったオリジナル・メンバーからケチョンケチョンに貶され、評論家筋の評価も良くなかったから。ドアーズという素材が、音楽好きならまだしも一般映画となって認知されるほどのものではなかった事もあり、一般の評価は様々だったが、概して音楽関係(雑誌、評論、ファン他)からは低い評価しか受けていない印象だ。
自分は映画を見て、ジム・モリソン(Jim Morrison)を演じたヴァル・キルマー(Val Kilmer)の熱演にビックリしたが、パメラ役のメグ・ライアン(Meg Ryan)はいまいちだった覚えがある。映画の最後の方になるとヴァル・キルマーがどんどんジムとして違和感が無くなっていったのに対してメグ・ライアンのパメラはいつまでたってもメグ・ライアンのままだった。ま、パメラの動く姿を見た事があるのかと言われると困るが…。細かい史実をどう表現していたかはあまり覚えていないが、アンディ・ウォーホル(Andy Worhol)と(無理やり)少し絡ませたところはちょっと違和感があったかな。実際に逢った(だろう)エピソードがあったかどうかどうかは別として。
サントラとしてはドアーズの代表曲の他にヴェルベット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)の1曲+α。可もなし不可もなし、っていうところか。ドアーズの珍しい曲順のベストと考えればこんなもん。
オークションにて購入(¥291)