Roundhouse '76 / The Clash
クラッシュ(The Clash)創成期のブートレグ(海賊盤)。ロンドンのラウンドハウスでのライヴとバーミンガムでのライヴを収録。他のタイトルでも出ている音源で、音の優劣は分からないが、当時のオーディエンス録音と言うことで似たり寄ったりだろう。ブートレグ初心者の方にはお勧め出来るレベルの音ではないが、クラッシュが好きなら興味深いし、一度は聴いておくべき音源だろう。クラッシュのブートレグ音源に関しては、以前海外にとても詳しい優秀なサイトがあったが、既に無くなっているようで残念。曲順や未発表曲名が他のブートと違っていたりしてクレジットはどうも怪しいが、どのクレジットが正しいのかは正直よく分からない。どちらにせよクラッシュデビュー前の音源として聴きどころは多い。
まだメンバーは5人で、ギターにキース・レヴィン(Keith Levene)、ドラムスはテリー・チャイムズ(Terry Chimes)。何しろ何ヵ月前まではジョー(Joe Strummer)が101ersのメンバーで、ミック・ジョーンズ(Mick Jones)とポール・シムノン(Paul Simnon)はロンドンSS(London SS)と名乗ってはいたらしいが、グループの体をなしていないゴロツキ同然。これでは演奏もさぞかし荒いかと思いきや、割とまとまっている。もちろん既にプロだったジョーが引っ張っていってる部分が大きいのだろうが、演奏スタイルもすでに確立されている。演奏曲ものちに正式にリリースされている物がすでにライヴ演奏されているし、正式にリリースされなかった曲も含まれるので興味深い。
メンバーと音楽的主張が先鋭化する以前の音源なので、あまり尖った所、突出した所は見受けられないし、音も良くないがクラッシュが大好きだった自分は充分楽しめた。
<The Roundhouse, Chalk Farm, London 5th Sep.1976>
01 Deny
02 1-2 Crush On You
03 I Don't Want To Think
04 I Never Did It
05 Files For The Flies
06 Protex Blue
07 Janie Jones
08 Mark Me Absent
09 Blame It On Disco
10 48 Hours
11 I'm So Bored With You
12 Got Off My Back
13 London's Burning
14 What's My Name
15 1977
<Barbarella's, Birmingham, 26th Oct.1976>
16 White Riot
17 Birmingham's Burning
18 I'm So Bored With The U.S.A.
19 Files For The Flies
20 Protex Blue
21 Blame It On Disco
22 Deny
23 Career Opportunities
24 48 Hours
25 What's My Name
26 Janie Jones
27 1977
28 1-2 Crush On You
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