ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

寿司英 @名古屋市港区・築地口

2013年09月28日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

地下鉄の築地口駅を降りて歩いて数分の所にある人気の鮨店。車で近くを通った事がある位で、この近辺に来ることはほとんど初めて。店は一見すると街場の鮨店と見紛うが、店内、カウンター周りはすっきりとされている。ご家族での経営だが、後を継いだ若い大将が自分のやりたい事をしっかり実現させているように感じられる。場所柄何かのついでに寄るといったところではないので、早い時間だったがしっかりと予約して訪問した。

おまかせで頼んであったのだが、まず出てくるここの名物とも言える八寸は見た目にも華やかでうれしい。10種類くらいの酒肴がそれぞれきれいに盛りつけられ、まずこれでお酒を充分に楽しめる。その後もいくつか火を入れた酒肴などが続き、日本酒がすすむ。種類は少ないが、こちらのお店の名前がラベルに貼られたオリジナルな瓶入りのもの(富山だったか)が思いのほか良く、充分に楽しませてもらった。

お茶に切り替えて握りに移行。握りは端正な形で、街場の鮨屋のような野暮ったさはない。これはやはり修業先(東京の老舗名店)ゆずりなのかな。タネもおまかせで伝えた値段の割にとても頑張っていて充分に楽しめる。締め物の按配もなかなかでそれぞれのバランスがいい。いくつか追加で注文したが値段を見てびっくり。安すぎるくらいの値段。相当頑張っていただいたのか、どの客でもこの位なのか。とても値打ちだった。。

ピリピリとした緊張感の中で食べる鮨ももちろん有りだとは思うが、結局そういう店に訪問するのは数回までだ。こちらでは母君であるおかみさんの自然体で暖かい対応が、慇懃無礼にマニュアル化された接客サービスにしっくりとこない自分にすんなりと入ってくる。若大将もキッチリと丁寧だが、色んなところに話を繋いでいける器用さも持ち合わせていて、鮨屋はやっぱり人だなぁと思わせてくれるアットホームな感じがうれしい。(勘定は¥8,000)

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寿司英 (すしひで)

名古屋市港区港楽3-5-21

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