2009 Remasters (Promo) / The Rolling Stones (2009)
ユニバーサルで2009年にリマスターされたローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の70年代以降のカタログのサンプラーとしてEUで出回ったプロモ盤(非売品)。もちろん目新しい曲が収録されている訳ではないが、ジャケがかっこ良かったのと、選曲が意外な点が興味深くて購入。自分がCDを揃えたのは1994年のヴァージン盤(Bob Ludwigリマスター)なので、ユニバーサル盤マスターでこれらの曲を聴くのは初めて。プラケースではなく折りたたみのカードボード仕様。
ストーンズの代名詞でもあるベロのマークはもうありとあらゆる派生デザインが出尽くしていて、もうこれ以上いじらなくても普通でいいのに、と思っていたので(笑)、このデザインは気に入った。ま、それでもベロ・マークの周りはベロ・マークをデザインしたものですが…センスは悪くない。
気になる曲目は、71年の「Sticky Fingers」から最近作の2005年「A Bigger Bang」までの作品から1曲づつ選ばれている。名盤の誉高い72年の「Exile On Main St.」から選ばれていないのは、同時期(2010年)にデラックス盤で様々な仕様が発表されるスケジュールだったからだろうか。ちょっと不可解というかバランス悪い。そういえば「Exile~」って今でこそ名盤の扱いだが、自分がストーンズを聴き始めた1980年頃でさえ、「通」受けこそすれど、こんなに持ち上げられておらず、一般的にはやや掴みどころのないアルバム扱いだったはずだ。
いきなりアルバム・トップの曲らしくない1から始まるのが意外で面白い。このプロモ盤がどんな意図を持って選曲されたのか全くの謎だが、ファンならこういうコンピ盤の選曲を一度はやってみた事があるはずだし、事実自分も昔はレコードからカセットに好きな曲を入れて編集盤を作っていた(どこかに残っているはず…)。収録時間の限られるベスト的選曲ならどうやっても選ばれる事のないだろう6、9、10あたりが聴きどころか。うーん、やはり「Exile~」から1曲入れて欲しかったな。ここの2曲目に入れるなら何だろう? ベストには入らないがストーンズらしい曲…「All Down The Line」なんかどうかな。それとも曲調の変わるカントリーの「Sweet Virginia」の方がまとまりがいいか…。
あぁ、こうやって考えるの、楽しいわ、やっぱり(笑)。
01 Moonlight Mile
02 Dancing With Mr. D
03 Time Waits For No One
04 Hot Stuff
05 Beast Of Burden
06 Let Me Go
07 Hang Fire
08 She Was Hot
09 Winning Ugly
10 Break The Spell
11 Thru And Thru
12 Saint Of Me
13 Rain Fall Down
オークションにて購入(¥1,038)