ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

半世紀少年(Single) / ユニコーン

2014年01月31日 | ロック(日本)

Hanseiki

半世紀少年(Single) / ユニコーン (2009)

ユニコーンの2009年発売のシングル。オリジナル・アルバムには未収録の曲。ドラマーで元リーダーの川西幸一生誕50周年を記念して(笑)作られたもの。EBIと並んでグループで最も若く見える川西が一番年長で、もう50とは…と発売当時びっくりした覚えがある。自分よりちょっとだけ上の世代なんだけど。そういう趣味があったのかどうか知らないが、このシングルではラップを披露。メンバーのクスクス笑いが聴こえてきそうな脱力感あるジャケットとラップ。でも曲は意外としっかりしていて、好きか嫌いかは別として真剣に遊んでいます。サビになるとちゃんとユニコーン節になるのが面白い。

もともとおふざけの多いバンドだけれど、再結成してからの彼らは自身が「おっさん」になっている事もあり、余裕があって、見せてやろうなんていう気負いからは開放されたような自然体なのが楽しい。こう言ってはコアなファンには嫌われるだろうが、解散前の彼らの遊びは「こんな風がかっこいい」、「こんな事も知ってる」っていうのを若い女子供に見せつけて楽しむようなところがあり、ちょっと背伸びというか、かっこつけとも思える部分が多少なりとも感じられた。それが微笑ましくもあったんだけど。でも現在の彼らは常時一緒に活動していない事もあり、その辺りの気負いが全く無く、純粋に自分達が楽しんで、周りもいい歳になってきたので同軸で楽しめるような環境になってきたように見える。ライヴ映像でも、オフの映像でも、おっさんのカッコ悪さを前面に出して楽しそう。

ブックオフにて購入(¥105)

  • CD (2009/10/7)
  • Disc: 1
  • Format: Single, Maxi
  • Label: KRE
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする