岐阜市内にそびえる金華山の南、庵町にある中華料理店「左門」へ。この辺りには岐阜市斎苑を始め斎場が多く点在していて、以前にも葬儀に参列した際などに前を通った事はあるはずだが、店に入ってみるのは初めて。以前にコメントを下さった中川区の人気店「人生餃子」さんがこちらの店を訪問してインスタにあげていたのを見て訪問することに。にしてもわざわざ名古屋から来て、この店に辿り着くとはさすが(笑)。店はテナントに入っていて、店先に岡持ちが並んでいるところを見ると斎苑などに出前もするのかも。中に入るとかなり年季の入った感じ。壁には店主の口上が”御挨拶”として掲げてあるなど、独特。円卓も空いていたがカウンター席に腰を下ろした。お冷を運んできてくれたのは腰の曲がったご高齢のお母さん。主人らしき方は見当たらず、調理をする男性は若そうなので跡継ぎかもしれない。もう1人給仕をする女性はお嫁さんかな(未確認)。喋り方からすると本国の方かも。振り返って壁の品書きを眺める。漢字で書かれ日本語で注釈が入った品々に加え、店名を冠したラーメンや丼もあり、餃子だけでも「酢溜(あまず)餃子」「あまみそ餃子」など独特の品が多い。悩んだ末、”エビケチャップ”というカッコ書き注釈が引っ掛かった「チャーハン」と、スープ代わりの「雲吞(ワンタン)」をお願いした。
しばらくして盆の上にのった両品が、奥に傾いた(笑)カウンターテーブルに置かれた。まずは「雲吞」。濃い色のスープにはチャーシュー、メンマに加えて刻みネギと刻み海苔が浮かんでいる。ワンタンはちゃんと専用で(時々餃子に出しているものをそのまま使う店もある)10個程入っていただろうか。スープは色ほど濃い味付けではなくいい塩梅。ツルンとしたワンタンと一緒にいただく。チャーシューは少し八角のような風味が付いていた。「チャーハン」はチャーシュー片、玉子、人参等が使われていて、銘の入った8角の皿にこんもりと盛られている。しっとりとした好みの加減の炒め具合でなかなかいい。でも…、エビとケチャップはどこへ行った?(笑)。なみなみと注がれていたスープを全部飲み干すことは出来なかったが、交互に美味しくいただいた。次は「左門ラーメン」と「餃子」のどれかをいただいてみようかな。(勘定は¥1,140)
↓ 月岡町で今まで見落としていた一般住宅(建築詳細不明・◇)。日本家屋だがよく見ると玄関横の部屋は洋風の造りだ。庭木で見辛いが、玄関庇下の支えも洋風に装飾されている。
↓ 同じ月岡町の「池田カイロプラクティック院」(建築詳細不明)◇。一般の住宅を使用していて古いものではなさそうだが、玄関先の柱部分だけ洋風に装飾されていた。
↓ 近くにあった食堂「丸市」に通っていた頃に眺めていた花沢町の元・医院の建物(建築詳細不明・◇)は、外壁が綺麗に塗り替えられて余生が伸びたようだ。
↓ 花沢町にある黒壁の民家(建築詳細不明・◇)。緑に覆われて今まで全然気が付かなかったが、玄関横は洋館で、雰囲気のある屋外照明と、装飾された壁がチラッとだけ見える。これ、しっかりと見てみたいナ。住人は居なさそうだが…。
中国のお料理 左門
岐阜県岐阜市庵町23
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