at Budokan / Cheap Trick (1978)
かの有名なチープ・トリック(Cheap Trick)の武道館公演を収録した名ライヴ盤「at Budokan」。実はこのアルバム、当時長姉が買ったレコードがあって、今は自分のレコード棚に眠っている。今回購入したのはリマスターCD。CDケース袖には下手な片仮名で「チープ・トリック」の表記も。1978年に日本で先行発売され、日本からの輸入盤が本国アメリカで評判となり、翌年正式に発売されたという経緯がある言わずもがなの名盤。実際は武道館公演よりも録音状態の良かった大阪厚生年金会館の音源も混じっているのだそう。プロデューサーは1stアルバムも担当したジャック・ダグラス(Jack Douglas)。エアロスミス(Aerosmith)のプロデュースで有名なあの人だ。
家にあったから聴いたかというと、それが今まで全く聴いたことがなかった。このアルバムからカットされた曲は様々なコンピ盤にも入っていたので聴いていたが、アルバムには全く針を落としたことが無い。あの頃の雰囲気を覚えている人も多いと思うが、やはり女の子からキャーキャー言われるバンドというイメージが子供ながらにあったし、映像で観るギターのリック・ニールセン(Rick Nielsen)の挙動はやはりちょっとお笑い系で当時の自分の興味の範疇から外れていた。
今回聴いてみようと思ったのは特に理由がある訳ではなく、最近70年代の今まであまりしっかり聴いていなかった様々なバンドのアルバムを聴き返していたから。とりあえずチープ・トリックならこれかと。それが聴いてみるとさすが名ライヴ盤と位置づけられるだけあって小気味いいキャッチーな曲が並び、演奏も勢いがあって当時の熱気が伝わってくる。こんなにいいバンドだったのか。百聞は一見に如かず。当時のLPの尺(40~50分程度)もやはりダレないのでしっくりくる。若い頃に毛嫌いしていた若い女性ファンの黄色い歓声も微笑ましく、とても楽しめた。先頃の個人的ジューダス・プリースト(Judas Priest)ブームに加え、へヴィー・ローテーションに。しかもこの武道館公演を完全収録したCDも出ているという(←もう買った)。という訳で遅ればせながらオリジナル・アルバムを頭の方から集めてみることに(←やっぱりな・苦笑)。
ネットで購入(¥440)
- Label : Sbme Special Mkts.
- ASIN : B0015RCUSC
- Disc : 1