ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

餅勘 @名古屋市千種区・千種

2024年03月22日 | 名古屋(千種区・守山区 老舗)

千種の飯田街道から少し北へ行った所にある和菓子屋「餅勘」へ。こちら創業は大正元年(1912)だとのこと。駐車場を探して辺りをグルグルと周ったが見付けられなかったので、店前の一方通行の道路に一時停車して店内へ。こちらに立ち寄ったのは妻の好きな「鬼まんじゅう」で有名だと知ったから。でも店内のショーケースを見回しても見当たらない…。出ていらした主人に訊くと既に売り切れていて、これから作る分はあと2時間位後になるとのこと。決して便利な場所にある店ではないが人気なんだなァ。さすがにそれだけは待っていられず、残っている品の中から「いちご大福」と「大島まんじゅう」をお願いして包んでもらった。

家に帰って妻と分けっこ。「いちご大福」の苺を包んでいるのは真っ白で軟らかい羽二重餅。餡は白餡で、その甘さと苺の酸味とが一緒に口の中で溢れてくる。やっぱり最初にこれを考えた人は天才だ。「大島まんじゅう」は黒糖の入った薄茶色の皮に包まれた饅頭。中はつぶ餡。口に入れるとやや水分が少なめの感じなので、熱いお茶と一緒にいただくとちょうどいい旨さ。今回は買い逃してしまったが、こちらは名古屋の桃の節句の菓子「おこしもん(おしもん)※」も扱っているのだそう。買い逃してしまったが来年こそ。店のインスタを覗いたらやはり「鬼まんじゅう」は売り切れになる日が多い様子。次こそは。(勘定は¥720)

※米粉を熱湯で練って型にはめ、取り出したものに色粉をつけて彩る、桃の節句のお雛様に供えられる郷土菓子

 

御菓子司 餅勘

愛知県名古屋市千種区今池2-27-26

 

( 名古屋 なごや ちくさ もちかん 和菓子 おにまんじゅう 鬼饅頭 苺大福 おこしもち 郷土菓子 )

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ザ・ダムド @名古屋・ダイヤモンドホール

2024年03月22日 | ライヴ(日本公演)

ザ・ダムド (3月14日 名古屋・ダイヤモンドホール)

何とダムド(The Damned)の名古屋公演が実現。「PUNKSPRING 2024」での来日予定に合わせて大阪、名古屋、神奈川で単独公演の予定が組まれたようだ。しかもオリジナル・メンバーのラット・スキャビーズ(Rat Scabies)が復帰という嬉しい知らせ。ということは、デイヴ・ヴァニアン(Dave Vanian)、キャプテン・センシブル(Captain Sensible)、そしてポール・グレイ(Paul Grey)と合わせて1980年頃のラインナップの復活。万難を排して行くしかない。

ロンドン・パンクの勃興期に於いて、一等最初にシングルを発売したのがこのダムド。1976年に発売されたそのシングル「New Rose」(ジャケ写真下)は80年代に後追いで中古のスリーヴ付きのを2,000円くらい出して買った。カッコ良かったなァ。その後、ゴス(Gothic Rock)の方向へ行くなど音楽性はより多彩に。解散、再結成を繰り返しつつ現在に至る。50年近く経ってオリジナル・メンバー3人が残ったバンドを観られるなんて奇跡。正直、特に近年のアルバムは全然買っていなかったので、しっかり予習して臨む。

この日は歌舞伎観劇の日と予定が被ってしまった(歌舞伎の後にパンク・笑)。観劇後、あわてて新栄まで移動。ソールド・アウトではなかったらしいが、会場内はほぼ満員。観劇の狭いスペースでの胡坐で身体が参ってしまっていたので、後方の段の上がった楽な場所に陣取った。そしてメンバーがステージに上がる。あぁ、本物だ(笑)。まさかオリジナル・メンバー3人を生で観ることが出来る日がくるとは。もちろん歳をとったが、皆イメージもそう変わらず。ステージが始まると最新アルバム「Darkadelic」からはほんの数曲。フィジカルでの購入は間に合わなかったが、新譜の出来がかなり良かったので予想外。「Machine Gun Etiquette」(’79)、「The Black Album」(’80)、「Strawberries」(’82)という現メンバーがオリジナル・アルバムに参加していた頃の曲がほとんどを占めていた。この頃のアルバムは「Machingun~」しか持っていないし、後は代表曲をコンピ盤で聴いたのみ。なので知らない曲も少々出てきてしまったのは不覚。

曲間はキャプテンが和ませてくれるし(♪ドンドンドン、ドンキー、ドン・キホーテ♪とか・笑)、演奏ではキーボードを担当しているおデブのモンティ(Monty Oxymoron)がムードメーカーで盛り上げてくれ、観客の温まりも良くステージが進んでいく。デイヴはあまりインタビューとかも読んだ覚えが無いし、もっと気難しいタイプかなと思っていたが、ステージ袖ではスタッフと踊っていたり、曲間にキャプテンと丁々発止やったりと明るくてサービス精神旺盛。それに何しろ歌心がある。最初こそマイクかイヤモニの調子が合わず、ヴォーカルも埋没気味だったが、だんだん調子が上がってバランスも良くなり、終盤には素晴らしい声を聴かせてくれた。ラットはパワフルなドラミングだったが、途中で錠剤か何か飲んでいたのが心配。シンバルの不具合でイラついている様子もあったが、ブチ切れることなく完遂。盛り上がって前方ではモッシュやボディ・サーフィンも(←自分は両方とも大嫌いだが)。暴れているのがオッサンなのが物悲しい(苦笑)。終盤のパンク期の名曲連発はさすがにグッと来た。イイもん見れた。

<Setlist> ※以下は前日の大阪公演のもの。概ねこの通りだったと思うが曲順は違ったかも。

Ignite
Wait for the Blackout
The History of the World (Part 1)
Gun Fury (of Riot Forces)
Melody Lee
Generals
Stranger on the Town
Plan 9 Channel 7
Dr. Jekyll and Mr. Hyde
Life Goes On
Under the Floor Again
Beware of the Clown
Eloise
Shadow of Love
Dozen Girls
Fan Club
The Invisible Man
Noise Noise Noise
Love Song
Machine Gun Etiquette
Neat Neat Neat
Smash It Up

(encore 1)

Curtain Call
New Rose

(encore 2)
Looking at You

 

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