柳ヶ瀬商店街のアーケード下にある居酒屋「菊川酒蔵」へ。まだお天道様の高い(といってもアーケードで見えないが)午後4時の開店時間に階段を昇った。本店は西柳ヶ瀬にあったが平成31年に閉店。こちら東店は営業を続けていたものの、コロナ禍になって閉店。営業を再開してからは初めての訪問になる(→前回は臨時休業に当たってしまった)。元々は各務原の蔵元直営だったはずだが、現在は独立したようだ(未確認)。フロア一番奥にあるカウンター席の端に腰掛ける。雰囲気からして店員の多くは前と変わっていないんじゃないかな。自分の後にも常連客が続々と入ってくる相変わらずの人気。入ってくるのは店員から親しく名前で呼ばれるような客ばかりだ。まずは「瓶ビール」をキリンで、そして「あじフライ」をお願いした。威勢の良い返事が帰ってくる。BGMの演歌を聴きながら出来上がりを待つ。自分の隣に座った常連と思しき客は「真ん中は慣れんなぁ。」と店員に言っている。どうも自分が座っている端の席をいつもの自分の席と決めているようで落ち着かない様子。んなこと知るか、わざと聞こえるように口に出すなよな…。
しばらくして「ポン酢で召し上がって下さい。」と「あじフライ」が完成。丸っと1尾の4切れで、3枚におろした後の頭と骨もしっかりと揚げてある(これで時間がかかるのだとか)。見た目も素晴らしい出来上がり。勇んで箸を取り、まずはそのままかぶりついた。おぉ旨い。料理屋でもなかなか出てこない厚みと旨さ。用意されたポン酢に紅葉おろし、刻みネギを入れてもうひと口。醤油でひと口。ソースをつけてもうひと口。もちろんカリカリに揚がった骨もいただく。1人ではちょっと量が多いがこれは素晴らしい。でも最初の熱々のひと口で(また)口内をやっちゃったようで、ビールで冷やしてもかなり痛い…(涙)。追加はこれもこちらの名物「こん唐」。その名の通り、こんにゃくの唐揚げだ(←懲りずに熱いのを…)。衣に鰹節が混ぜてあり、そのままでも旨い。「お酒(小)」をひやでもらった。1升瓶から注ぐところを見ていたら以前とは違って下呂市の「奥飛騨酒造」の「初緑」のようだったので、やはり蔵元とは袂を分かつたようだ。「かぶら漬け」を追加。これはちょっと漬かりが浅過ぎるが口の中はさっぱりした。次は串物や焼物も頼んでみよう。(勘定は¥2,600)
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味と心づくし 菊川酒蔵 (菊川酒蔵東店)
岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通2-17
( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ 柳ヶ瀬商店街 菊川 菊川酒造 きくかわしゅぞう 居酒屋 酒場 鯵フライ こんにゃく唐揚 復活 )
>>どうも自分が座っている席をいつもの自分の席と決めているようで落ち着かない様子。んなこと知るか、わざと聞こえるように口に出すなよな…
判ります判ります。いるんですよねぇ、、、こういう常連さん。
他の店ですが、一見さんが空いてる席に座ったら店員や常連に怒られたという苦情もネットで見たことがあります。「予約席」フダ立てとけ!と言いたくなります。
自分は、初見の店では店員に聞いてから座るようにしてますが、基本「そんなん早い者順だろ?」ってことですね。
いくら常連でも、こういう事で新規客を減らすことになります。やがて自分の首を絞めるのに。
ハハ、大人げなく書いてしまいました(笑)。
ここはフロアーが小さい店ではないのでどこでもよかったんですけれど、1人なので
カウンターの端に座りました。って前に行った時も同じ席だったし、この店を利用したのも
1度や2度じゃないんですが…。
自分は店や時間によって常連向けにそういう席があっても別に悪くないとは思いますが、
それなら慣れた店員が察して誘導するべき。しなかったのなら仕方がないですよねー。
こちとらその席がどうかって分からないんだから。その客も営業時間中ずっと居る訳じゃ
ないだろうし。
>店員や常連に怒られた
常連を大事にするのは当たり前で悪い事ではないですが、怒るなんてね。自分は一見の
店で座った途端に「こっち!」って主人に別の席を指差されたことはありますが、
もちろん素直に従いました。気分のいいものではありませんけどね(苦笑)。
>現在は独立したようだ
菊川酒造の経営だとばっかり思ってました。
wikiを見ると、昔の菊川酒造は神戸物産に会社譲渡されて今はなくなってるんですね。
菊川酒蔵が独立したのも、その関係でしょうか?
武藤一族は政治屋家業に専念するんでしょう(その方が気楽で儲かるかもw。
>禁煙
うーん、どうだったかなぁ。吸ってらっしゃったような気もするけれど、確信ありません。
>神戸物産に会社譲渡
あら、本当ですねー。知りませんでした。母体が変わってると直営の店は見直しがあったかも
しれませんね。自分からすると今の日本酒は品質も上がってとても良くなっている印象ですが
売上はやはりかなり厳しいようですから、M&Aも盛んなようですね。
テレ東WBSで紹介された新政酒造など、定価も驚くほどですが、amazonでは定価の数倍で転売されています。
https://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_266406/
菊川は今では日本酒の銘柄も2種類しかないし、先行きが心配ですね。
http://www.sake-kikukawa.co.jp/item.html
>新政
昔は普通に店で頼めるくらいの酒だったんですけどねー。私も随分長いこと呑んでいません。
高級化や国際化が生き残り戦術なら仕方がないところですけれど、あまりプレミアがつくと
他にも美味しい酒はいっぱいあるのでどうでもよくなっちゃいますよね。ご馳走されれば
もちろんいただきますが(笑)。