ある晩の遅めの時間に国道19号線を走っていて夕食に寄ったのは岐阜県多治見市の「味の龍王」。市街地とは離れた国道から少し北に入った場所に店がある。看板には”サッポロラーメン”と大書きされている。暖簾をくぐると中には赤いL字のカウンター。席はカウンターのみ。店は年季が入っているがしっかりと稼働感がある。この日も満席とまではいかなかったがなかなかの客入り。人気があるようだ。中ではおばちゃんが3人立ち働いていた。注文したのはメニュー先頭の「みそラーメン」。他の客に作られた「チャーハン」が濃い色で旨そうだったので迷ったが自重。調理は3人が分業しながら行う。ずっとその様子が見えているが、慣れた手つきで、炒めの途中に少々目を離しても余裕の手さばきだ。
しばらくして完成した「みそラーメン」がカウンター越しに渡された。もやしがたっぷり盛られている。スープ水面の具材は千切りの人参、かまぼこ、メンマ、刻みネギといったところ。味噌味のスープはにんにくもビシッと効いていて濃い。なかなか減らないもやしをかき分けて手繰った麺は中太麺。この濃いスープにはぴったりとハマっていて旨い。素材、製法や盛り付けにこだわり抜いた昨今のラーメンもそれはそれでいいが、こういう武骨なラーメンもやっぱり捨て難い。スープ以外は綺麗に平らげて、最後に冷たい水を飲み干して勘定してもらった。次は持ち帰る人も何人か居た焼豚をのせてみよう。(勘定は¥650)
味の龍王
岐阜県多治見市弁天町4-4
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