以前から一度と機会を伺っていた伏見の居酒屋「味紀行 伏見」へ。店は伏見第一ビルの地下飲食街にある。この日は予定がどうなるのか分からなかったので事前には予約を入れていなかったが、戸を引いて尋ねるとカウンターの端に座ることが出来た。年配の女性主人が1人でやっていらっしゃる。飲物以外はメニューが無いのでどうすべきか待っていると、主人がシステムを教えてくれる。最初に幾らで何品というコースを選び(酒込)、特に苦手なものが無いかぎりは向こう任せの品が出てくるのだそう。カウンター横には常連と思しき2人の女性客が自分達でも酒を注いだりしてはしゃいでいる。様子見で6品にしてみた。日本酒は色々取り揃えているようで、燗酒をお願いすると主人が「桂月・特別純米」(高知)を選んでくれたのでどん燗(ぬる燗)でお願いした。
隣の先客と合わせて品が出されていく。付き出しは「牛すじコンビーフ」「鶏もも(冷製)」「ほうれん草にんにく味噌」だったかな。「大根煮物(冷製)」「アジフライ」「帆立の春巻」が続く(←料理名は適当)。酒はいったん「ジムビーム・ハイボール」に変えたが、冷蔵の日本酒は一升瓶で主人が迷うほど色々あるのに他の酒は発泡酒や箱ワインなど、どれもチープな価格帯のものしか見当たらないので日本酒に戻し、「作(ざく)・ひやおろし」(三重)を。自分で注いでというのでグラス+枡に少しこぼす。常連客は「もっともっと(笑)」と煽ってくるが、控えめな性格なのでそうそうたっぷりは注げない(笑)。
個々の品は家庭的で旨いが、これはなかなか戦略が難しい食べ方(呑み方)だ。そもそも隣の客と比べて自分は食べるのも呑むのも遥かに早いのでペースが合わせづらいし、酒を合わせるにも次にどんな料理が出てくるか分からない。調理で忙しそうなのでなかなか酒の注文はしづらいし…(常連のように自分で注ぐ訳にはいかない)。結局3杯しか呑まなかった。最後に「味付け茹で玉子」が出て来て、品数からいったらこれでもう終わりだろうと席を立って勘定してもらう。すると「時間があればまだ豚汁が出ますが…。」と主人。もう1回座り直すのはみっともないので遠慮してそのまま店を出た。次はこちらで人気だという「ローストビーフ」がある時にもう少し腰を落ち着けて呑んでみようっと。(勘定は¥3,300)
味紀行 伏見
愛知県名古屋市中区栄2-9-3 伏見第一ビル B1
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