紅葉の長野県ドライブ(訪問11月)。南木曽で近代建築を観賞した後は19号線を北上して木曽福島へ。昼前に軽く蕎麦を手繰っただけだったのでもう1軒どこかへと街中を散策。以前に中津川で寄った「くるまや」の本店があったが待ちが出ているようだったので避け「レストランゆき」という店に入ってみた。事前に調べた訳ではないのでどんな店かよく分からない。喫茶店風の店内に先客は1組居たが、店の方は誰も出てこない。調理場は奥にあって死角になっているようだ。BGMはムード歌謡と演歌(笑)。しばらくテーブル席のひとつに座っていると先客の調理を終えた年配の主人が出ていらした。ステーキやフライ物、スパゲッティーなどの洋食が中心。中から選んだのは「カツカレー」。
フレンチドレッシングのかかった野菜サラダと一緒に「カツカレー」が運ばれた。白い平皿に盛られていて茶色の福神漬が添えてある。カレーは玉ねぎの多いポークカレー。メニューには”手造り””辛口”とあったが、ほどほどの辛さ。旨い。上にのったカツにはソースがひとたらししてある。やや薄め小さめだが、カツカレーとして食べるにはちょうどいいサイズ。卓上にも同じだろうソースがあったので少し味わってみたが酸味が独特。メニューには「ソースカツ丼(特製ソース掛)」というのがあったので、そっちも味わってみたいナ。(勘定は¥950)
↓ 南木曽町にある「福沢桃介記念館」(大正8年・1919・建造、2階は昭和35年の火災後再建)◇。福沢諭吉の娘婿で電力王、福沢桃介の別荘として建てられた建物が記念館として公開されている。木曽川流域の7つの発電所を手掛け、この別荘で女優を引退し実業家だったパートナーの川上貞奴と政治家や外国人技術者をもてなしたのだそう。資料や遺品などが展示されている。
↓ 「福沢桃介記念館」に隣接し、渡り廊下で繋がっている「山の歴史館(旧・御料局名古屋支庁妻籠出張所)」(明治33年・1900・建造、移築)。以前は妻籠宿本陣跡地にあったのだとか。尾張藩が管理していた木曽の山林を明治政府が御料林として管理。勝手に伐採したり取引した者を厳しく取り締まったので留置場や職員の宿直室がある。移築されたが当時から改変が少ない貴重な建物だそう。天井の換気口も菊の御紋。
↓ 1km下流に計画された「読書(よみかき)発電所」の建設資材を輸送するために架けられた「桃介橋」(大正11年・1922・建造)◇。土地買収が困難で川幅の広い場所に架けられ、当時国内最大級の吊り橋だったのだとか。にしても自分の名前を付けるとは当時の権力者って圧が凄いナ。この辺りの河川敷は岩が白っぽく大きい。
喫茶・食事 ゆき (レストランゆき)
長野県木曽郡木曽町福島5068-1
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