福井県大野市を散策。町の中心部、風情ある元町にある蕎麦屋「福そば」に入ってみることに。建物はまだ真新しいが、創業は昭和37年(1962)で、現在2代目だとのこと。暖簾の奥のアプローチから店内へ。現代的な内装の店内は昼には遅い時間にも関わらず、ほぼ満席の盛況ぶり。アルバイトの若い子も数名立ち働いている。空いていたカウンター席に案内され腰掛けた。注文したのはここでも「おろしそば」。こういう店だから値も高くなるのかなと思いきや、他と変わらない値付け。
程なくして「おろしそば」が登場。こちらも別の器に入ったつゆには最初から大根おろしが入り、蕎麦の上には鰹節と刻んな青ネギがのっている。つゆを回しかけて蕎麦を手繰る。大野産の蕎麦粉十割という蕎麦は黒くはないが、ごわっとした特有の口当たり。これも旨いなァ。つゆはおろしも辛くなく、そのまま飲めてしまうくらいすっきりとしたものなので、つゆをかけていても蕎麦の風味はダイレクトに感じることが出来る。何口かで手繰り終わり、つゆを少し口に含んで、了。次に機会があったらもっとシンプルに「ざるそば」にしてみようかな。(勘定は¥660)
↓ 元町の端にあった元銭湯の「鳳湯」(建築詳細不明)◇。こちらも「亀山湯」と同様の千鳥破風の日本家屋、総二階タイプ。廃業しているが裏手の煙突は残ったまま。表の「男」表示もそのままなのでまるで現役のようだ。ちょっと寒いくらいの時期の夕方にこういう銭湯に入ったら気分いいだろうなァ。
↓ 風情ある寺町通◇。その名の通り、右にも左にも寺院が連なっている。
福井県大野市元町11-4
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