Real Cool World / David Bowie (1992)
デイヴィッド・ボウイ(David Bowie)がティン・マシーン(Tin Machine)解散後初めて発表した表題曲の6ヴァージョン入りEP。プロデュースは大ヒット作「Let's Dance」で組んだナイル・ロジャース(Nile Rodgers)。制作期間は1年程で、その後他の曲は次のアルバム「Black Tie White Noise」で発表された。この曲はブラッド・ピット(Brad Pitt)も出演したアニメとの合成映画「Cool World」(→観てません)のサントラにも含まれている。
自分は1987年の「Never Let Me Down」あたりまではリアル・タイムでアルバムを購入していたが、だんだんボウイへの興味が失せていき、この頃にはほとんど聴かなくなってしまっていたので、ティン・マシーンも「Black Tie White Noise」を聴いたのも随分後になってからだった。今思えば彼も年齢と戦っていたのかもしれないけれど、特徴的な抑揚のついた低音で歌うことが多くなり、PVもダサく感じでダメだった。時が経ってだんだんその時期の音楽も受け入れることが出来るようになって、遅れて作品を集め出した。
同じセッションなので当たり前だが、楽曲は「Black Tie White Noise」に収録されていた曲らと似通って、シンセや管楽器も多用しつつ、クールで都会的な曲調なのが特徴。思い切りポップではあるが、ジャズか何かを意識していたのかな。歌い方はやはり例の感じであまり好きではないが、今聴くと打ち込み主体のこの曲もすごくかっこいいと思う。ただ、少し前までピュアなロックを標榜して活動したティン・マシーンは何だったのか(笑)。
オークションにて購入(¥440)
- Label : Warner Bros / Wea
- ASIN : B00000DDU9
- Disc : 1
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