Made In Heaven / Queen (1995)
フレディ(Freddie Mercury)が1991年に亡くなった後、残ったメンバーで製作したオリジナル・アルバム。過去のセッションで残された音源や、フレディのソロ作品などに新たにメンバーがオーバー・ダブして製作されたのだとか。自分は発表当時にフレディの85年のソロ曲「I Was Born To Love You」が入っていたのを知って、今更そりゃないだろと興味が沸かず買わなかったと記憶している。ま、そんな思いもとうに霧散して、アダム・ランバート(Adam Lambert)のヴォーカルより、フレディのヴォーカルが聴けるこちらがどんなアルバムだったのか聴いてみようと今頃になって購入した。
どの曲がいつ頃のとかの詳しいデータは知らないけれど、初っ端から派手で伸びのあるフレディ節が聴ける。やはり複雑な気分になるのはソロ作品のクイーン化。フレディのヴォーカルに負けず劣らず個性的なブライアン(Brian May)のギターや、独特のコーラスがやはりクイーンの音楽(音色)を決定づけていたんだなと再認識出来る。でも既にフレディのソロで聴いていた曲はここでの出来はどうあれ、やっぱり昔の印象も強いのでしっくりこない。件の06「I Was Born To~」はエレクトロ・ポップ調だった原曲がロックっぽくはなっているが意外と大人しめのアレンジ。03の「Let Me Live」はクイーンの曲の中で唯一、フレディ、ロジャー(Roger Taylor)、ブライアンがヴォーカルを分けている曲なのだとか。今までにありそうだったが。アルバム・タイトルはもちろん、それぞれの曲名がフレディの死を連想させて物悲しい。
ネット・ショップにて購入(¥369)
- Label : Hollywood Records
- ASIN : B000000OE7
- Disc : 1
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