伏見駅に近い錦2丁目にある食堂「新角屋」。以前に立ち寄った時は閉まっていたが、コロナ禍だったからかな。ある平日の昼過ぎに訪ねると無事暖簾が掛かっていた。店は奥に深い造り。広くはない店なのに厨房に2人、給仕が3人も居る。錦とは言ってもビルが立ち並ぶ側なのでサラリーマン客で混み合うのだろう。テーブル席に腰掛けて品書きを眺める。基本はうどんとそばと定食。でも一品料理も多いので仕事終わりに立ち寄る客も多いのかな。そういえば外の看板には”飲み処・味処”とあったな。この日は日差しが強く、外を歩くと額に少し汗が滲むくらいの陽気だったので「コロそば」をお願いしてみた。
しばらくして運ばれた「コロそば」は、上にワカメがのって、つゆはざるそばで使うつゆのように色濃いもの。味も濃いめだ。刻みネギとねりわさびは別皿で。揚げ玉は卓上にあらかじめ用意してあるものが使えるようになっている。そばはしなやかで喉越しの良いもの。つるつるっといける。揚げ玉も入れてみたが、この揚げ玉はちょっと時間が経っているのか硬くて今ひとつ。わさびを箸先につけながら刻みネギだけ少し足していただいた。次は夕方に立ち寄って、何か一品を頼んで酒を呑んで帰ってみよう。(勘定は¥600)
↓ 御園座の隣にある「山口銀行名古屋支店」(昭和41年・1966・建造◇)は看板が下ろされていた。圓堂政嘉氏の設計で名現代建築として名高いのだが…。名古屋城の鯱を描いた建築家・中村順平氏製作の大モザイクタイル壁画もこれで見ることは出来なくなってしまった。解体なのか、保存なのか…。(→すでに解体が始まっているようです・訪問10月)
新角屋
愛知県名古屋市中区錦2-18-33
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