ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Screaming for Vengeance / Judas Priest

2020年06月29日 | ハードロック・へヴィーメタル

Screaming for Vengeance / Judas Priest (1982)

順調にディスクが増えていっている(笑)ジューダス・プリースト(Judas Priest)。今回購入したのは1982年に発表された8枚目のオリジナル・アルバム「Screaming for Vengeance(邦題:復讐の叫び)」のリマスター盤。2曲のボーナス・トラック(ライヴ)も収録されている。本国イギリスのみならず、アメリカやカナダでも大ヒットしたアルバムだそうだ。バンドをあまり知らなかった自分でも耳慣れているヒット曲「You've Got Another Thing Comin' 」も収録されている。

これぞという荘厳で思わせぶりなイントロの1から、ガッとギアを入れてアクセルを踏み込み、疾走する2への流れがカッコイイ。なるほど快感。こういうのはまさにへヴィ・メタル的。その礎のひとつをこのバンドが積み上げたのだろう。ロブ・ハルフォード(Rob Halford)のヴォーカルにはハイ・キーでも艶があり、K・K・ダウニング(K. K. Downing)とグレン・ティプトン(Glenn Tipton)のギターはザクザクとリフを刻む。アルバム全体のまとまりも良く、バンドの好調さが見て取れる。オッサンになったので今は小さなスピーカーでチマチマ鳴らしているが、これ大きなスピーカーで聴いたら最高に気持ちいいだろうなァ。倉庫にしまってある大口径のスピーカーを出してみたい欲求が…。学生の頃は若気の至りで平気で鳴らしていたが、田舎とはいえご近所の皆さん、その節は大変申し訳ありませんでした…(笑)。

オークションにて購入(¥580)

  • CD (2001/5/30)
  • Disc : 1
  • Format: Expanded, Original Recording Remastered, Import
  • Label : Sony

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2 コメント

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Unknown (ひろし)
2020-06-29 22:31:54
ハリーさん、こんにちは。

楽しみにしていましたが、素晴らしいレヴューをありがとうございます!!。
ハリーさんと全くの同感で、このアルバムのライナーノーツをお願いしたいくらいです。
K・K・ダウニングとグレン・ティプトン、いわゆるツインリードギターですが、
流石というか、このバンドはロブの後ろに控えるメンバーが黙々と仕事に徹している印象が強いです。久し振りに、グレン・ティプトンで検索すると、いろいろと複雑な背景を知る事となりましたが、それも人生なのでしょう・・・。

「You've Got Another Thing Comin' 」の間奏の延々と続くリフは、K・K・ダウニングなのですが、ピッキングする弦に(恐らく)、親指の付け根あたりを当てることで響かない幻想的な音色を奏でているようです。
蛇足ではありますが、以前お伝えした、「SIN AFTER SIN」ですが、このアルバムに収録されている「LAST ROSE OF SUMMER」は面白いですよ。ロブの歌の上手さが解ります(笑)。いつか、聴いてみてくださいね。
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Unknown (ハリー)
2020-06-30 06:23:29
ひろしさん、こんにちは。

>グレン・ティプトン

自分はK・K・ダウニングの名前は知っていましたが、グレン・ティプトンは名前も知りませんでした。正直目立たないのでバンドの屋台骨といった役割かなと思っていたのですが、それどころではない押しも押されもせぬリフ名人だったんですねー。

>ピッキングする弦に(恐らく)、親指の付け根あたりを当てる

何とすごい考察。私は全然楽器が弾けないのでさっぱりです。

現在、編集盤で時代での違いを把握しながらディスコグラフィーを遡り中。今、ひろしさんお勧めの「In The East」まで来ました(笑)。レビューはまだですけど…。自分には70年代の音が合っていそうです。
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