ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

わくり @岐阜県中津川市

2020年09月10日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県中津川市にある手打蕎麦の店「わくり」。店は駅前通りにあって以前から見かけていたが、そのうちに寄ろうかななんて思っていたら某タイヤメーカーのリストに載ったらしく、たちまち行くたびに行列が出来る店になっていた。訪れた日は天候も悪く、コロナ禍もあってさすがに並ばないだろうと思って狭い間口の店へ。前には数人が立っているだけだったので後についてみた。幸い雨はパラパラ程度だったが、なかなか店から人が出てこない。30分経っても全く動かないので離脱しそうに…(日照りだったらしてたかも)。それから10分してやっと呼ばれ店内に。呼ばれてからは早く、カウンター席に着席。奥にはテーブル席もあるが、コロナ禍で客間を広く取っているようで自分も3席分を占領。そりゃ回転も悪くなるよナ。主人は酒屋の前掛けをしているし、建物が連なっているので、隣の風情ある「仁科吉五郎商店」が関係しているのかな。店内にはなぜか不釣り合いなエレクトリック・ダンス・ミュージックが…。もう少しChill Outなエレクトリック・ミュージックならまだしも、正直これは無くていい。

品書きの先頭にあった「粗挽き」はすでに品切れとのこと。なので「せいろ」をお願いした。大釜に蕎麦が入れられて茹でが始まった。大きな竹箸でかき混ぜられ、大笊にあげた蕎麦には木桶の水をザーッとかけ流す。この一連の所作は見ていて楽しい(某タイヤメーカーもこういうの好きなのかも・笑)。浅草の「並木薮」のようにひっくり返した笊に盛られた「せいろ」が完成。薬味は山葵と青い薬味ねぎ。つゆを啜ってみるとキリっとした辛汁。蕎麦といえば甘めのつゆが主流だった中部地方でも最近は辛汁の店が多くなった(というか新進の店はほとんどそうか)。角が立った蕎麦切りはやや硬めの茹で加減。それでものど越しも悪くなく、旨い。スルスルっと手繰り終わった。蕎麦湯を出してもらって、了。待ち時間がネックだけれど、一品物がいくつも用意されていたので、願わくばドライバーを連れて来て蕎麦前をやり、締めに蕎麦切りといきたいナ。(勘定は¥990)

 

 

 

手打蕎麦 わくり

岐阜県中津川市太田町2-2-35

 

( 中津川 なかつがわ わくり WAKURI そば 手打ち蕎麦 蒸籠 せいろ ミシュラン ミシュランプレート 竹やぶ 東白庵かりべ )


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