ある日の夕方、伏見の「大甚本店」に寄ってみるも、始まったばかりとあってほぼ満席。2階に回されそうだったので歩いて柳橋へ。別の予定まで少し時間があったので、柳橋の交差点にある「焼鳥家」に入ってみた。看板には”創業昭和28年”(1953)とあるから長い歴史がある。店は間口が狭く、隣も焼鳥屋という立地。日が長くなってまだ明るいが、暖簾が掛かっているのを確認して中へ。照明が暗い店内に入るとびっくり、すでにカウンターには何人も先客が居て、座らせてもらうことは出来たが肩が触れるかという”密”な状態。人気があるんだなァ。カウンターの角は長い年月で丸くなっていて、壁は煤けて真っ黒。歌謡曲がBGMで流れている。焼き方は主人、カウンターの中は女将が掌って、配膳は外国人の男の子が担当。まずは「瓶ビール(中)」をもらう。サッポロの黒ラベル。焼きの注文は「とんやき」「とりやき」を2本づつお願いした。
後からも続々客が入ってくる。それを女将があっちへこっちへと上手く回している。コロナ禍もあってか、入ってくるのは1人客がほとんどなので、注文以外誰も声を発しない(笑)。注文して黙って喰って呑むのみ。店の雰囲気が何だかストイックでイイ。しばらくして「とんやき」と「とりやき」が供された。「とんやき」はクニュクニュの歯応え。「とりやき」はやや小さめにカットされている。どちらもたれで焼かれていて、焼き加減良く旨い。追加もしたかったけれど、もう1本頼むと予定に差し支えるのと、混み合ってきたので我慢。食べ終わった串を串入れに入れて勘定してもらった。ちろりにはちゃんと温度計も刺してあったので、次は日本酒にしようかな。(勘定は¥1,100程)
↓ 広小路通の堀川に架かる「納屋橋」(昭和56年・1981・建造)◇。橋は架け替えられて古いものではなく、下のアーチも構造上は関係の無い飾りだそう。欄干のみ大正2年の前代のものが使われているのだとか。
焼鳥家
愛知県名古屋市中村区名駅5-38-9
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