ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

パリジャン 蟹江店 @愛知県海部郡蟹江町

2020年08月01日 | 愛知県(尾張)

愛知県を中心に何故かこの地方だけで昔から愛される生ケーキがある(またこの書き出し…)。「パリジャン」「ファンシー」「ピレーネ」「アントルメ」「マロン」「ポワロン」等、様々な名称で呼ばれているが、元を辿ると同じ菓子職人に行き着くのだとか(※)。

※かつて一宮にあった「ボンボヌール」の工場長が開発したケーキで、独立して蟹江町「パリジャン」を開店し、現在東海地方に散らばる弟子筋等の店で様々な商品名で受け継がれているとの事です。

何軒もこの菓子を扱う店を食べ歩いてきたが、ついに蟹江町の「パリジャン」へ。といってもこちら「蟹江店」は昭和57年(1982)創業で、「富吉店」の方が昭和50年(1975)創業と古いらしい。それはともかく、幹線道路沿いにある店に到着。駐車場に車を停め、意外と大店な店舗内へ。店舗いっぱいに広がったガラス・ショーケースの中には色んな洋菓子がずらっと並んでいた。後ろには大きな作業場も見える。最近のお洒落な生ケーキと比べると、自分たちが懐かしさを覚えるようなケーキが多い。ケースの一番端に件の菓子「パリジャン」が山積みになっていた。「パリジャン」「抹茶パリジャン」、そして生ケーキの中から「サバラン」を購入した。帰路にかかる時間を告げて冷却材を入れてもらう。

家に帰って箱の中からケーキをとりだす。「パリジャン」は”どこも一緒”なんて言うと叱られてしまうだろうが、大きく変わるところはなく、相変わらずフワフワとして旨い。「抹茶パリジャン」は綺麗な緑色に染まったスポンジケーキの中に小さな粒状になった小豆を混ぜ込んだ生クリームが入っている。ただ2口で終わってしまうので、見た目ほど違いを感じる前に食べ終わってしまう。「サバラン」は昭和から続くケーキ屋ではよく見かける酒を使ったケーキ。上にはさくらんぼと生クリームがのり、皮の部分には酒(たぶんラム酒)を含んだシロップがたっぷり含まれている。したたり落ちるほど水分を含んだ皮にフォークを入れると、中にはカスタードクリームと生クリーム。じゅわっと旨い。アルコール感は強くないので軽い。久々に口にした「サバラン」も旨かった。(勘定は¥1,000程)

 


 

↓ 長良川、木曽川、揖斐川のいわゆる木曽三川のうち、長良川と木曽川の間を繋ぐ水路「船頭平閘門」(明治35年・1902・建造)。2つの川には高低差が1mあるので、往来する舟の為に作られた閘門(こうもん)。国の重要文化財に指定されている。往時は年間2万隻もの船が利用したのだとか(現在は200隻程度との事)。周辺は公園として整備されている。

 

 

 

 


 

パリジャン 蟹江店

愛知県海部郡蟹江町源氏3-217

 

( 蟹江 かにえ 蟹江町 パリジャン蟹江店 ボンボヌール ソウルフード せんどうひらこうもん 船頭平河川公園 国重要文化財 ヨハネス・デ・レーケ )


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