ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

One Love : Very Best of Bob Marley & The Wailers

2014年10月21日 | レゲエ・スカ

One Love : Very Best of Bob Marley & The Wailers (2001)

何故今更ボブ・マーリー(Bob Marley & The Wailers)のベストか? オリジナル・アルバムはアナログ、CDでそれぞれ全部揃っているし(Island以前とJAD関連除く)、デラックス・エディションやボックス・セットまであるというのに…。中古CD屋へ行った時に特価ワゴンの中に入っていたこれを手に取って、つい買ってしまいました。ただただ、その後にドライヴに行く予定があったから、そのお伴にと…。安いとはいえ、こういう馬鹿な事やっているから収納スペースが無くなってしまうんだな…(反省)。で、このCD大したことないかと言うと、そうでもない。ベストとしては素晴しい選曲だし、「No Woman, No Cry」が名盤「Live!」収録のライヴ・ヴァージョンだったり、名曲「Redemption Song」がバンド・ヴァージョンだったりと、レアでは無いものの、微かな小技も効かせていて、曲順も時系列でなく、ランダムになっているので新鮮に聴く事が出来る。アート・ワークもかっこいい。ペットボトル1本分の値段で1時間ちょっと幸せに過ごせるとなったら、ワゴン・セール様様です。

特に近年の彼は神格化され、なんだかミュージシャンの枠を超え過ぎていて、ちょっと違う感じもするが、現在に至るまでの彼の音楽とメッセージの影響力を考えると仕方のない事かもしれない。ダンスホールやラヴァーズ・レゲエが流行した時期は少し軽視された事もあったっけ。ヘヴィーな内容の曲と純粋なラヴ・ソングがレゲエのリズムによって中和されて、ドライヴ中に聴いても重くなり過ぎないのもいい。今考えても79年に彼らが来日していたのは奇跡としかいいようがない。もちろんその頃はまだ小学生で彼らの音楽には出会っていなかったが、レコード・コレクターズ誌の特集や目撃者の証言によると彼の荷物の中や、バック・ステージはガンジャ(マリファナ)てんこ盛りだったそうだ(笑)。来日公演を体験した人が羨ましいなァ。TDKからその記念すべき来日公演の音源も国内CD化(レーベルがTDKって…。あれはどういう契約から発売されたものなのだろうか?)されていて所有しているが、あまりしっかり聴いていない。自分もそうだったと思うが、当時の日本のコンサートって必ず手拍子がつきもので、みんな必死に手拍子を合わせようとしていた覚えがある。レゲエにはどうしても違和感があってずっと聴いてられないんだよなぁ。でも久しぶりにもう一度ひっぱり出してじっくり聴いてみようっと。

中古店にて購入(¥140)

  • CD (2001/8/13)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Island

(ボブ・マーレー ボブ・マーリィー ボブ・マーレイ)

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山本屋総本家 本家 @名古屋市中区

2014年10月20日 | 名古屋(中区)

味噌煮込みうどんで有名な山本屋は「本店」と「総本家」があり、ややこしいが、どちらもしばらく行っていなかった。創業の経緯に関してはどちらの説明もいまひとつ説得力が無く、外部からの説明の方が詳しかったりする(参考)。先日、大門の山本屋本店の本店に伺ったので、今度はナディア・パーク近くにある総本家の本家(=本店)へ(←ややこしいなァ)。建物は何階建てだかのビルになっていて、隣には随分とエキセントリックな柄のビルがあった。暖簾をくぐり、中に入ると2階へ案内される。普通で言うと中休みの時間にあたっているが、ここは通し営業なので有り難い。客もぼちぼち入っていて、ゆっくりとした時間が流れていた。たぶん昼時とかは凄いんだろうな。いきなり蕎麦アレルギーの有無を訊かれたのには面食らったが、どうも打ち粉に蕎麦粉を使用しているみたい。渡された品書きの中から「玉子入り」を注文。しばらく待つ。名古屋の観光ガイドブックを片手に座っている若い女性もいる。「名古屋と言えば山本屋の味噌煮込みでしょ」という感じだろうか。確かにそういう方にとっては時間を気にせず入れることが出来て便利だろう。

しばらくして土鍋が運ばれてくる。もちろん蓋は蒸気穴の開いていないもので、これを取り皿として使用する。紙エプロンも用意されていて準備万端。出汁の香りが漂ってきて、なんとも言えず食欲をそそられる。つゆは出汁が強く効いていて濃いめで、玉子が泳ぐくらい多め。七味唐辛子と一味唐辛子は長い竹の筒に入っているのが特徴的。麺を持ち上げて食べてみると、はっきりと分かるくらい芯が残った独特のもの。噛んだ瞬間に、「あぁ、コレコレ」と昔の記憶が甦ってきた。若い頃に食べて面食らった硬い麺はこちら「総本家」のものだったんだろう。麺の量は少なめ。昔はあまりいい印象がなかったが、久しぶりに食べてみると、これはこれでやはり面白い。こちらでも濃いつゆに付き物のご飯はぐっと我慢して、何度もつゆだけ啜って了とした。今のところ、個人的に本店と総本家のどちらが好みかと問われると前者を挙げるかもしれないが、両店ともそれぞれ繁盛しているのはめでたいことだ。(勘定は¥1,058)

山本屋総本家

愛知県名古屋市中区栄3-12-19

(みそ煮込み みそ煮込 味噌煮込み 味噌煮込 山本屋 山本屋本店)

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清福(チンプー) (2) @岐阜県岐阜市

2014年10月19日 | 岐阜県(岐阜)

仕事の関係で、平日の昼間に嫁と外で食事をすることはほとんど無いが、この日は用事があって、たまたま2人とも岐阜市内に居たので一緒に訪問。嫁は初めての訪問。彼女が入ることのない、いわゆる男性向けの繁華街の中と言っていい場所にあるので、この場所だとは全然知らなかったとの事。近くのコインパーキングに車を停めて店へ。すでに何組かの先客がカウンターと小上がり席に。嫁は「本格四川マーボー豆腐」、自分は「とろとろ鎮江酢豚」のランチ・セットを注文して待つ。その間に主人が調理して配膳されていく色んなランチが自分たちの目の前で出来上がる度に、その旨そうな姿と香りに目を合わせてしまう。何も語らずとも嫁の目が「あぁ、あれも食べたい!」と言っているのが分かる(笑)。食いしん坊だなァ。主人は相変わらず一品一品丁寧に作り上げていく。リズムがあるのだろうが、中腰のような姿勢で作っているのを見ると体を壊さないかと心配になる(余計なお世話だ)。

やっと自分達のランチが目の前に。今日のスープはシンプルな鶏のスープ。しっかりと鶏の味がして、きちんとスープを取っているのが分かる。こういうものにしっかり手をかけているのが分かると期待も膨らみます。濃い甘酢餡のかかった酢豚は角煮風のとろっとしたバラ肉で、頬張ると肉の旨味が口中に溢れて幸せ。七穀米がすすむ、すすむ。もちろんすぐにおかわり。メニュー名の「鎮江」とは使っている黒酢の事だろうか。自分もこの黒酢を使っているが、コクと中華らしい独特の香りがあって旨い。嫁を見ると(旨くて)「ハァ…」と溜息をつきながら食べ続けている(笑)。嫁はこういう本格的な麻婆豆腐に目がないのだ。こちらの酢豚を分けてあげると、その旨さにも瞠目していた。分かりやすい。2人とも満足した。次はエビマヨにいってみよう。(勘定は¥2,000程/2人)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

 

清福 (チンプー)

岐阜県岐阜市日ノ出町4丁目22-3

 

(清福 チンプー 中国料理清福 中国料理チンプー)

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Change Becomes Us / Wire

2014年10月18日 | パンク・ニューウェーヴ

Change Becomes Us / Wire (2013)

ワイヤー(Wire)の2011年以来のオリジナル・アルバム。ここにきてコンスタントに活動を続けている彼らだが、大手のレコード会社ではなく、独自の配給(pinkflag.com)での発売となっていて、この日本盤も大手ではなくPヴァインからの発売。彼らのようなセールスが期待出来ないバンドが作品を発表していくには独自のレーベルでの販売というのは有効な手段だろう。でも数多くの未発表音源を表に出してくれるのは嬉しいが、ダウンロード音源や通販がほとんどなので、なかなか食指が動かず、手に入れていない音源が山ほどあって悩ましい。

何年か前からブルース・ギルバート(Bruce Gilbert)が抜け、オリジナル・メンバーではなくなってしまった彼らだが、コリン・ニューマン(Colin Newman)とグラハム・ルイス(Graham Lewis)、それにロバート・グレイ(Robert Grey)は現役。(個人的には)ソング・ライティングにもあまり影響は見られず、相変わらずじわじわとクールで熱い独自の世界は健在。時々70年代を思わせるようなパンキッシュな曲もあって頬が緩む。彼らの歌詞は難解というか、ちょっとシュールな情景描写が多いので、ネイティヴでない自分の頭にはなかなか入ってこないが、昔から彼らの音が造り出す雰囲気が好きなので、このアルバムも楽しめた。ある意味80年代以降の作品よりも初期を思わせる展開の曲が多いかも。と、書きながら後から調べたら、これらの楽曲はまさに、その頃(79~80年)に作られたもののリプロダクションなのだそう。納得。

オークションにて購入(¥1,232)

  • CD (2013/4/3)
  • Disc: 1
  • Label: Pヴァイン・レコード
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岩瀬パン @名古屋市中区・大須

2014年10月17日 | 名古屋(中区)

みなさんは「堅パン」をご存じだろうか? 歴史は結構古いらしく、元々は外国で軍隊の携行食として作られたようだ。日本では大正末期に八幡製鐵所で栄養食として採用された事から、北九州市の名産となっているらしい。自分がこの堅パンを知ったのはごく最近に、あるサイトで見てから。それまでは存在さえ知らなかった。しかもそれが名古屋で手に入るなんて。場所はきっての繁華街「大須」。若い人達の文化と、古くからの歴史ある文化が衝突する面白い場所だ。にぎやかなアーケード街の、新天地通と仁王門通が重なる場所にその店「岩瀬パン」はあった。ここは何度も通った事がある場所だし、待ち合わせ場所というか、休憩場所みたいになっている所なので、ものすごく目立ってもいい所なのに、まるでそこには存在していないかのような不思議な佇まい。ステルス機のように存在が希薄で(笑)、今までここにパン屋があるなんて全然気付かなかった。外から覗くと店は前評判通り、独特。とりあえず店に入ってみる。

店に入るとチャイムと共に奥の作業場から老齢の主人が出てくる。店の中はちょっと説明し辛いが、カオス。パンとは関係なさそうな様々な物(ミニカーや人形や説明の出来ないもの)が、様々に配置してある。あまり多くない種類のパンが並んだ棚で「カタパン」(ここではカタカナ表記)を探してみるが見当たらない。すると主人が「カタパンかい?」と声をかけてきた。何と「30℃を越える暑い時期には作らない」のだとか。主人はなぜか関西弁。夏もほぼ終わり、この日は完全に30℃以下だったが(笑)、仕方なく棚にあった「ブドー」(レーズンパン)を購入。甘いのに少し強めに塩気を感じる生地で、どことなく懐かしい味わい。残念ながらカタパンは手に入らず店を後にした。(勘定は¥130)

でも、もちろん気になって食べてみたくてしょうがないので、もう少し経ってから再訪。もう30℃以上とは言わせないくらいの気温になってきたある日に店に向かう。でも正直、この日の昼間だけは気温が上がって結構暑く(笑)、下手するとまた作っていないかもと思ったが、店に入るとちゃんとビニール袋に包まれて置いてあった。さっそく購入して持ち帰り、「大須名物」とポップに書いてあったそれを食べてみる。

もう、手に取った時からその堅さはよく分かる。カチンカチン。焼き加減はなぜか一個一個様々で、かなり黒っぽいものもある。それでもクッキーっぽい見た目なので、思い切ってガリッといってみた。……ちょっ、ちょっと…歯が折れるわ…コレ。ちょっと信じられないくらいの堅さ。奥歯で噛み割ろうとしてもなかなか割れない。乾パンでもここまで堅くない。何とかいくつか欠片を作り、口に放り込んだ。味としては予想通り甘さの控えめなクッキーのような感じ。ただ割るときは本当に自分の歯に危険を感じるくらいの衝撃だ。いやぁ、面白い。ぜひお試しください。これ、まだほとんど残っているけど食べきることが出来るだろうか…。(勘定は¥500)

岩瀬パン

愛知県名古屋市中区大須3-43-6

 

(岩瀬のパン いわせパン 堅パン カタパン かたぱん かたパン)

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香楽 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2014年10月16日 | 岐阜県(岐阜)

惜しまれながら先月末をもって閉店となった岐阜市の「香楽」。ベトコンラーメンで有名な店で、長良川に架かる長良橋のたもとにある。店の前を通ったことは何度もあったのだが、夜営業のみということもあって、入った事は一度もなかった。創業は昭和53(1978)年という。もっと古いと思っていた。その店が閉店してしまうという情報を知ったのは9月に入ってから(参考)。岐阜の名物店だ、何とか一度くらいは行っておきたいなと、休みが2日続く日の前日を狙って訪問した。ベトコンラーメンはニンニクがたっぷりなので次の日の仕事に差し支えるかもしれないという用心からだ。

長良橋を歩いて渡る。まだ鵜飼をやっていたので、川面には船の明かりがいくつも見えている。シーズンも終わりなので、7時過ぎだともう真っ暗。もうすぐ10月だなぁ、と随分涼しくなった川面からの夜風にあたりつつ店へ向かう。店の前まで来るとタイミング悪く行列が…。今までにこの店で行列を見た事はなかったが、さすがにみんな閉店の情報を聞きつけて来たのだろう。しかたなく店の前で待っていると、店の中から完全に潰れた泥酔者が引きずられて出てきた。どうもこの店の高齢の親父さん(主人)との惜別で呑み過ぎた常連客らしい(苦笑)。店の入り口には、

 「ベトコンラーメン長村・昭和53年5月9日スタート・昭和89年9月29日ラスト・36年間おせわになりました・店主」

と貼られている。昭和89年って…面白い(笑)。店の中には若い女性のグループも座っているのが見えるが、辛過ぎるのか、なかなか箸が進んでいないようで、喋ってばかり。主人はカウンターに座って麺をほぐしたり、常連と喋ったり、ウロウロするだけで基本的に調理はしないようで、厨房の中では大陸の青年が2人で奮闘していた。結局(普段なら有り得ないが)40分くらい待っただろうか、やっと件の女性陣が店を出たので空席が出来た。特に誘導も案内もないので、勝手に中に入ってカウンターに座る。もちろん注文は基本の醤油ベースのベトコンラーメンのレギュラー。主人に「半辛でええ?」って訊かれたので特に異議なし。たぶんすごく辛い事は分かっていたしね。

調理を待っている間にも、主人との別れを惜しむ常連達が次々とやってきて主人に声をかけている。愛されているんだねェ。そして、やっとお待ちかねのベトコンラーメンが配膳された。見るからに辛そうな輪切りの唐辛子がたっぷり。他には柔らかくなるまで煮込まれたニンニクの固まりが4つ程。それにもやしとニラ。同じものを注文した隣の人と比べると盛り付けにバラツキがあるようだが、そんなもんなんだろう。どう上手く口に運んでも大量の輪切り唐辛子を避ける事は出来ないくらいの大変な量。思い切って麺と共に啜ってみる。自分は辛いのが不得意ではないので、むせ返る程ではなかったが、半辛でも結構辛い。ニンニクそれ自体はしっかり煮込まれている事もあって、さほど臭わない。スープはあっさりしているが、なんせのっている物が刺激的なので、じっくり味わうようなものでもない。以前に訪問した事のある一宮の元祖の店と比べると、辛さも含めてこちらの方が尖った味。隣の人は2口程食べて出ていってしまった(笑)。長い間、この地で独特なラーメンを提供し続けた名物店。もっと前に来ておきたかった店だけれど、ギリギリ最期に来られてよかった。意外と臭わなかったな、と思っていたけれど、翌朝、前の晩は先に寝ていた嫁に、「うわっ、ニンニク臭っ!」と指摘されました(笑)。(勘定は¥950)

香楽

岐阜市長良126-2

(こうらく ベトコンラーメン ベトコン)

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Here Come The Nice (UNCUT Magazine) / Various Artists

2014年10月15日 | 雑誌付録CD

Here Come The Nice (UNCUT Magazine) / Various Artists (2011)

英音楽誌「UNCUT」の2011年5月号の付録CDは「A Mod Soundtrack」と題したモッド音楽のコンピレーション。プラケースには入っておらずシングル紙ジャケ。60年代初頭のモッド・ムーヴメントと言えば、映画「さらば青春の光」で題材となったアーミー・コートを着て改造ベスパに乗った若者達。そんな若者達が当時ラジオやレコードで聴いて熱中していた音楽が、アメリカのR&Bやソウル・ミュージック。このコンピではそんな当時を偲ばせるアーティストのゴキゲンな音楽が満載。ただあまりヒネリが無いので、ちょっと選曲が王道過ぎて凡庸なのが残念。もちろんどれもいい曲だし、至極真っ当な選曲で、文句のつけようは全く無いのだが、それがまた面白くないという、なんともわがままな感想だ。変わった曲が入っていたら、それはそれで突っ込むだろうにね。

6に収録されている、モッズや60年代初期のビート・グループに多大な影響を与えたモーズ・アリスン(Mose Allison)。自分が知ったのはザ・フー(The Who)のカヴァーした「Young Man Blues」が最初。オリジナルを聴いた時はそのシンプルなピアノ演奏と、白人だった事にびっくりした覚えがある。調べていたら2年前に来日していたんだね(※)。いまだ現役だ。自分が黒人のブルーズを拝借したことを正直に曲にしていたり、老化の事を歌ったり、替え歌(元々ブルーズはそういう面が強いが)といっていいくらい影響を隠さないところが潔くて面白い。他にも面白い歌詞の曲がいっぱいある。(※4年前は来日が決定していながら体調不良により中止だったとのこと)

オークションにて購入(¥836・雑誌共)

01 Ike & Tina Turner - A Fool in Love
02 Sam Cooke - Chain Gang
03 Bill Doggett - Honky Tonk (Part 2)
04 James Brown - I'll Go Crazy
05 Little Willie John - Fever
06 Mose Allison - Parchman Farm
07 The Miracles - Shop Around
08 Jackie Wilson - Lonely Teardrops
09 Carla Thomas - Gee Whiz (Look at His Eyes)
10 Barrett Strong - Money (That's What I Want)
11 The Coasters - Poison Ivy
12 Jimmy Smith - I Got a Woman
13 The Folkes Brothers - Oh, Carolina
14 Bobby Bland - Further On Up the Road
15 Ray Charles - What'd I Say

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すゞ家 @名古屋市中区・大須

2014年10月14日 | 名古屋(中区 老舗)

日曜日の大須。この日もかなり人が多い。自転車だったので、歩行者の多いアーケード街を避け、この近辺の路地をのんびりと散策した。その混雑するアーケード街から一本外れたところにある洋食屋「すゞ家(すずや)」。創業が昭和22(1947)年という老舗だ。ちょうど昼時に当たってしまったので、店は少し待ちが出るほどの盛況。それでも待合いで10分程座っていると席に案内された。残念ながらこの時点で限定数のある値打ちな「ランチヒレかつ定食」は終了との事。惜しい。もう口はヒレカツになってしまっていたので、小ヒレカツ定食を注文して待つ。老舗だが建物は古くはない。照明が少し落とされていて、テーブルなどの色合いも含めて落ち着いた雰囲気。上からも客が降りてくるので、2階にも席があるようだ。相席はしないようなので、混雑時に自分のような1人者が4人掛けのテーブルを占拠してしまっているのは何だか落ち着かない。

しばらくして、ヒレカツと共に、ご飯と味噌汁、それに漬け物と小皿に入ったソースが運ばれた。カツの衣は粗めのところと細かいところがあるが、自分の好みはここのように細かいもの。小でも3切れに包丁が入れられて充分な量。カツの下には網が敷いてあり、カラッとしたままなのもうれしい。口に入れるとヒレカツ特有の密集感が味わえて幸せ。ソースの酸味と肉と衣の甘味が相まって、旨い。付け合わせは千切りキャベツとシンプルなポテサラ。これもいい。こういうのが当たり前に旨いって素晴らしい事です。もっと味わって食べればいいのに、あっという間に食べ終えた(待ってる客も居るからね)。ここは他にも食べてみたいメニューがまだまだたくさんある。(勘定は¥1,300程)

この後の記事はこちら (2

 

とんかつ すゞ家

愛知県名古屋市中区大須3-11-17

 

( すずや すず家 すゝ゛家大須赤門店 とんかつすゝ゛家 )

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マサムラ @岐阜県岐阜市

2014年10月13日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

柳ヶ瀬商店街の中にある焼きそば・お好み焼きの店「マサムラ」。正確な創業年は分からなかったが、70年近くの歴史があり、現在は3代目だそうだ。訪問時この店の近辺はアーケードと通りの舗装工事中。通りもガタガタでちょっと歩きにくい。店の周りも仮設っぽい。店の前まで来ると、主人が鉄板に向かって調理中。外に向かって調理するんじゃなく、通りに背を向けてやっているのがなんだか可笑しい。店の中に入ると右がテーブル席、左が仕切られた鉄板ブースになっている。子供の頃に入った事があると思うが、その時どんなだったかは覚えていない。たぶん同じような配置じゃなかったかな。ちなみにこちらのお好み焼きはいわゆる関西風でも広島風でもなく、他の岐阜の古い店と同様に薄焼きを丸めるタイプだったかな(記憶曖昧)。

テーブル席についてシンプルな焼そばを注文。家族連れやお年寄りの方々で賑わう店内で、ボーっとしながら外の通りを通る人々を眺めて待っていると焼そばが運ばれた。麺は中太でストレート。この太さの焼きそばを出す店は意外とないんじゃないかな。食感もしっかりしている。ソースで付けられた味は見た目ほど濃くなく、旨い。添えられている紅生姜を混ぜながら、あっというまに完食した。そういえば近く(高島屋の前)にも同名(そちらは漢字)の焼そば・お好み焼きの店があるのだが、何か関係あるのかな?(勘定は¥460)

この後の記事はこちら

 

焼そば お好み焼き マサムラ

岐阜県岐阜市日ノ出町1-11

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬商店街 焼そばお好み焼きのマサムラ まさむら マサムラ 正村 )

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The Mix-Up / Beastie Boys

2014年10月12日 | ヒップホップ

The Mix-Up / Beastie Boys (2007)

1986年のデビューからファンで、1998年の「Hello Nasty」まではフォローしていたビースティー・ボーイズ(Bestie Boys)。その後疎遠になってほとんど聴いていなかったが、インスト・アルバムを発売していたと知って購入。それがこの7枚目のオリジナル・アルバム「The Mix-Up」。ある種キワモノとして派手にデビューした彼らが、その後、地味ながらセンス抜群のアルバムを連発し、時代を代表するアーティストになった90年代が懐かしい。よく聴いたなァ。その中でもコンピレーション盤でありながら、いまだに愛聴しているのが「The In Sound From Way Out! 」。ハードロック・サンプリングのラップから脱却して、様々な音楽性にチャレンジしていた彼らのディスコグラフィーの中から、かっこいいインスト曲を集めたアルバムだった。なので今回購入したこのアルバムも期待してみる(リリースしてる事さえ知らなかったが…)。

テイストは「The In Sound~」と似て、70年代サスペンスTVドラマのサウンドトラックといった感じ。やっぱりこういうの好きなんだね。もともとパンク・バンドだった彼らだから、技量的なものは別として、楽器を持つことは何の不思議もない訳だけど、そういうイメージが無かったから、当初は驚いた。ライヴを見た事が無いので、彼らの実際の演奏力までは知る由も無いが、ベースラインといい、キーボードの使い方といい、60~70年代のファンキーなオルガン・ジャズっぽい雰囲気がよく出ている。マニ―・マーク(Money Mark)などの取り巻きの連中のセンスもあるのだろうが、アナログ楽器の音の出し方やプロダクションは相変わらず、いちいちかっこいい。寄せ集めとは違うので、アルバムとしての統一感はあるが、ちょっと二番煎じ的な印象は免れないかな。統一感があり過ぎて、こじんまりまとまってしまったというか…。グル―ヴィーなサウンドでかっこいいんだけど。(MCA R.I.P.)

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2007/7/4)
  • Disc: 1
  • Label: EMIミュージック・ジャパン

 

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