ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

金龍 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2014年10月07日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市を流れる長良川。鵜飼で有名なこの川の長良橋から少し北に行った住宅街の中にある古い中華料理店「金龍」。正確には分からなかったが、創業から60年以上とか。今まで一度も入った事がなかったので訪問してみた。この日はバイクだったが、周辺はほとんど商店の見られない住宅街のど真ん中。知ってなきゃ行けないなァ。付近にはいくつかに分かれて駐車場も用意してあるようだ。外看板には「純中華料理」の文字。タイル貼りの壁面が印象的な建物の中に入るとカウンターに囲まれた調理場がある。中華鍋が据えられた鋳物コンロが5台程もあり、主人の他に女性が2人。この日は休日の開店直後とあってか、まだのんびりとした雰囲気。さっそく壁に貼られた品書きの中から名物だというヤキメシ(什錦炒飯と書かれている)を注文。

おもむろに主人の調理が始まる。炒飯の調理と言うと鍋を何度も大きく振って炒めるというイメージがあるが、こちらはしっかりと鍋肌に焼きつける所作が印象的。しばらくして目の前にヤキメシが置かれた。普通の炒飯と違い、たくさんのもやしが入っているのが特徴。その他にも玉子、人参なんかが入っているのが分かる。こういう炒飯って他ではあまり見た事がない。そうそうそれに、上から白い粉がかけられている。それだけ舐めてみたけれど、塩胡椒ではないし、白胡椒というには風味がマイルドな気が…。いわゆる自分の知っている化学調味料とも違う気がする、不思議な粉。他の方がレポートしたブログなどを見ると、他のメニューにもだいたいかけられているよう。これ何なんだろう?知りたいような、そのまま知らずにいたいような(笑)。それはさておき、ヤキメシはもやしのシャキッとした口当たりが軽く、旨かった。壁の品書きには他にも旨そうなものが載っている。いわゆる中華の定番メニューが中心なんだけれど、漢字でも併記されたそれを見ると、やはり他所とはちょっと違うような感じで、焼そばだけで4種類もあったりする。今度はそのうちのどれかを試してみようかな。(勘定は¥600)

この後の記事はこちらこちら

※令和元年10月1日を以って閉店されました。

 

金龍 (きんりゅう)

岐阜県岐阜市長良桜井町1-15

 

( 閉店 廃業 )

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