ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

美殿屋漬物店 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2014年10月06日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の柳ヶ瀬商店街の東にある古い街並み「美殿町商店街」。30軒程の小さな商店街だが、長い歴史を持つ店も多く現存していて、最近立ち寄ることが多い。通りは綺麗に整備されていて、交通量も少ないのでフラフラと歩くには都合がいい。しっかりしたブレーンの方がいらっしゃるのか、小規模な割に、しっかりと街づくりに取り組んでいて、古い店と新しい店が一緒になって協力している雰囲気が伝わってくるのがいい。自分がこの街に興味をもったのも、とてもお洒落な商店街発行の冊子を拝見してから。

そしてしばしば通うようになったのは、素晴しい佇まいで釘づけになった漬け物屋ここ「美殿屋漬物店」に行くようになったため。昔懐かしい開放された店舗に、平台のガラス蓋付ケースや冷蔵庫が並び、色々な漬け物が並んでいる。最初は散歩の途中に、計り売りの佃煮を少量だけ試しに買ってみたのだが、素朴な味と食感が嫁の好みにドンピシャリだったようで、近くに寄ったら買ってきて、と頼まれるように。創業はいつ頃かまだ訊いてみた事はないが、この建物は戦後のものだそう(そこは訊いた)。

いつ行っても主人の物腰柔らかい丁寧な態度が感じ良く、わざわざ買いに行きたくなる。特にきゃらぶきがお気に入り。佃煮なんてどれもそう変わらないように思いがちだが、こちらのきゃらぶきはしっかり独特の食感が残っていて、味の濃さも自分(と嫁)の好み。食感が命のきゃらぶきなのだが他ではしっくりこないことも多いので、こちらばかりで買うようになってしまった。他にも季節によって珍しい漬け物もあり、最近は紫蘇の実漬けや味噌の紫蘇巻など、行く度に一品づつ試している。この前、この近くで呑んで夜遅くに前を通ったらまだ営業していた。いったい何時まで営業しているんだろう。次は葉物やぬか漬けを買ってみようっと。(勘定は各種¥300~400程度/g)

この後の記事はこちら

※主人がご病気の為、閉店されました(令和3年)

美殿屋漬物店

岐阜県岐阜市美殿町45

 

( 岐阜 ぎふ 美殿屋 みとのまち商店街 みとのまち 閉店 廃業 )

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