ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ふや惣 @岐阜県大垣市

2020年08月11日 | 岐阜県(西濃・老舗)

暑い中、岐阜県大垣市内を自転車で散策。古い建物やなんかを観て廻ったあと、車で帰る前に寄ったのは本町通りにある「ふや惣(麩屋惣)」。創業は明治元年(1868)で、屋号通り「麩」を扱う店。車なら要冷凍の生麩も持ち帰ることが出来るとタイミングを狙っていた。かつては市内に限らず数多くの料亭に卸していたそうだ。現在の店主は4代目だとか。大垣といえば水都と呼ばれるくらい地下水が豊富な土地。麩の製造には綺麗な水は欠かせないからこの地でずっと続いているんだろう。市内には自噴水がいくつもあり、こちらの店もそんな自噴水を利用しているのだそうだ。店のすぐ横には「田中屋せんべい總本家」がある。車を寄せて店内へ。質素な店構えと同様に店内も質素。いくつかの乾物が並んでいる程度。奥から出ていらしたご高齢の女将さんに生麩は何があるか訊くと、横の冷蔵庫を開けていくつか見せてくれた。どれも四角柱でカチンカチンに凍った棒状になっている。最初はいくつか買って帰ろうと思っていたが、あまり沢山を冷凍庫に保存しておけないので「あわ麩」だけにしておいた。特に冷却材とかを入れてくれるわけではなさそうなので、保温バッグに入れてさっさと帰ることにする。

冷凍庫に入れてあった「あわ麩」を取り出す。簡単にビニールで巻いてあるだけの「あわ麩」をまな板にのせ包丁を入れるも全然歯が立たず。カッチカチ。全部食べてしまうには大きいし…。四方から包丁を入れ、叩き、やっと晩酌分の粟麩を切り分けた。これを少し常温に置いておき、もう少し軟らかくなったところで刺身のように切り分けた。口に入れると軟らかくなった「あわ麩」の淡泊な風味のみ。前にも岐阜市の「麩兵」などで購入しているのだが、これが酒に合うんだなァ。この日は醤油と練りわさびだけでいただいたが、塩やポン酢、味噌でもいいし、オリーブオイルやバターで焼くのも旨い。冷凍庫に入れてしまうと取り出すのが億劫になってしまうが、まだまだ楽しめそう。次は他の味や「つしま麩(大徳寺麩)」というのも買ってみよう。(勘定は¥460)

 


 

↓ 廓町にある「キク薬局」(建築詳細不明)。何のことはない建物だが、よく見ると窓や1階ショーケースは木枠だし、窓上を市松に塗っていたりと素敵な商店。

 

↓ 本町2丁目にある「本町橋」(昭和10年頃・1935・建造)を再訪。牛屋川に架けられた橋は、大小の砲弾で型を取った親柱。戦前の世相がそのまま残る。

 

 


 

 

ふや惣 (麩屋惣)

岐阜県大垣市本町2-14

 

( 大垣 おおがき 水都 ふやそう 麩 ふ 粟麩 蓬生麩 角麩 煮物 刺身 焼物 酒肴 近代建築 近代化遺産 )

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新井こう平製麺所 @岐阜県高山市

2020年08月10日 | 岐阜県(飛騨)

完全に雨予報だったある日。暇を持て余すのが大嫌いなので、後先を考えずに朝から高山まで車を走らせた。案の定、往路はかなり降られて先行きが不安だったが無事高山に到着。まず朝食を摂りに向かったのは、コメントやブログ記事で教えてもらっていた「新井こう平製麺所(こう平うどん)」。朝早くから営業する人気のうどん屋だ。元の店「新井製麺所」は昭和30年(1955)に別の場所で創業して平成26年(2014)に閉店。こちらは2010年頃に縁者が始めた店だそうだ。店に到着すると駐車場も沢山あったがかなりの台数の車が停まっていた。まだ午前9時台だというのにすごい人気だなァ。この時間だとやはり地元の客が多いのだろうか。

早速店に入ってみると横に券売機があったのでこちらで券を買うのだろう。ぱっと券売機を見て意中の品を探すのは難しいものだが、特にこれと決めてきた訳ではないので定石通り左上のボタンから見ていく。「0.5玉・天ぷら・たまご入」とあったので、この組み合わせが店の定番かなと「1玉・天ぷら・たまご入」というのにしてみた(この時点で麺の種類は何があるか分からないし、その案内もない)。さて、この券はどこに?…、忙しそうなカウンター向こうのおばちゃんからは特に案内はない。自分の前の客に倣って券をカウンターの上に置くと、いきなり「これ、うどん?」とおばちゃん。咄嗟に『この1玉はうどんでいいですか?』という意味だと理解して「ハイ。」と返事した。慣れた客の注文を注目していると「そばときしめん。」と言っている人もあったので、いわゆる”合い盛り”も出来るようだ(ここでは”まじり”と称するそう)。麺は”お持ち帰り”の貼紙に「白玉うどん」「きしめん」「生そば」「やきそば」「中華そば」「生うどん」とあったのでそれらにすることが出来るんだろう。更に「湯つき」や「つけ」「ころ」にも出来るようだが何も書いてないのでよく分からない。麺の種類とつゆの種類を書かない事に何か意味はあるのかな。茹で上がったうどんを入れた丼ぶりを持ったおばちゃんが揚げ置きの天ぷらのかき揚げをのせながら「半熟?」と言うので、『玉子は半熟玉子でいいですか?』という意味だと察して「ハイ。」と返事(苦笑)。玉子は生、半熟、固茹でが選べるみたい。丼ぶりを窓際のカウンター席に持って行って腰を下ろした。

天ぷらと玉子の他に、水面には刻みネギと花鰹がのっている。うどんの麺はやや多めの量の中細麺。強いコシがあるわけではないがヤワでもない、のど越しの良い麺で旨い。つゆは色も味も濃いめに醤油が効いている。薄い天ぷらのかき揚げはバリバリに硬いもの。つゆに浸して軟らかくなったところからかぶりついていく。玉子は割っても黄身が流れない程度の硬さ。生の方が良かったかな。だんだん天ぷらの油がつゆに混ざって風味を変えていく。卓上に一味だけ置いてあったので、少し使いながらするするっといただいた(セルフだけれど食べ終わった後のテーブルの上の汚いふきんには閉口…)。つぎは”まじり”や”つけ”を試したいが、果たして後ろに並ばれた時に思ったように注文出来るかどうか。(勘定は¥510)

 


 

↓ 天満町の「朝日軒」(昭和27年・1952・建造)。昭和8年(1933)創業の床屋。1階と2階で雰囲気の違う和洋折衷の建物で、見た感じ改装されたばかりのよう。高山市の景観重要建造物に指定されている。

↓ 高山駅に近い花里町の「理容ホービ」(建築詳細不明)。こちらは古い建物ではないが、軒からぶら下がったオリジナル理容サインがかっこいい。

 

↓ 西小学校南の「雨音ダイニング」(昭和元年・1926・建造、改築)。古民家を改造したレストランらしい。こちらも高山市の景観重要建築物に指定されている。

 

 


 

新井こう平製麺所(こう平うどん)

岐阜県高山市岡本町3-105-8

 

( 高山 たかやま あらいこうへいせいめんじょ こうへいうどん まじり 新井製麺所 うどん 饂飩 セルフ 朝食 近代建築 高山市景観重要建造物 )

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一楽 @名古屋市中村区・本陣

2020年08月09日 | 名古屋(中村区・西区)

岐阜市民なら「!?」と立ち止まってしまうだろうこの暖簾。でもここは名古屋市内。大門(おおもん)の北東にある「一楽」。店名も、暖簾の色も文言(”元祖みそかつの店”)も岐阜の店と同じとあらば入ってみない訳にはいかない。店は住宅街の中にあり目立たない。中に入るとカウンター席のみ。奥に座敷があるのかな。年配の主人が1人。品書きを見ると「ダブル味噌かつ定食」があったり、「オムライスみそかつセット」があったり、「デミソースたっぷりのオムライスがおすすめ!」とあったりするので確信に変わる。「元祖味噌かつ定食」をお願いして、一見で不躾だが主人に確認してみると…、やっぱり岐阜市の「一楽」(本店)にいらっしゃった方だった。昭和47年から平成2年まで岐阜の店に居たのだとか。顔こそはっきりとは覚えていないが絶対自分も世話になっている。「一楽」の創業主人は関市の出身で、一族の店はみんな同じ屋号で商売をしたのだとか(現在関市にある焼肉屋「一楽」も親戚筋らしい)。こちらの主人も女将さんの甥っ子だそう。

出来上がった「元祖味噌かつ定食」は、なすの煮物、漬物、味噌汁、ご飯というラインナップ。味噌だれと一緒にカラリと揚がったかつを頬張る。かつにかかった濃い色の味噌たれの照りも岐阜の店と一緒だ。旨い。ご飯がすすむなァ。辛子と山椒を使いながらかつとご飯をやっつけていく。付け合わせの千切りキャベツや小鉢を間に挟みながら綺麗に平らげた。岐阜の話を持ちかけたので主人も色々と当時の事を教えてくれた。80年代の初め頃までは柳ヶ瀬も賑わっていて人出も凄かったと。「丸物百貨店(のち岐阜近鉄百貨店)」のこと、「岐阜タカシマヤ」開店のこと等々。自分も小さい頃「一楽」の隣にあったゲームセンターで4、5人の不良どもに囲まれブン殴られてカツアゲされそうになったなァ…(→金は渡さなかった・苦笑)。同じ部活動の友人らと何度も通ったので、きっとこの主人が手をかけた「味噌かつ」を食べて、おまけの瓶ラムネをもらっていたに違いない(学生服を着た自分達に主人がいつもくれた)。そんな味噌かつに30年以上ぶりにお目にかかれるとは。感激…。次は「オムライスセット」を食べに寄ろう。串かつとかの一品ものもあるので呑みに来られたら最高なんだけれど。(勘定は¥750)

1年以上のブランクを経て6月に移転、営業再開した岐阜市の「一楽本店」(移転前)の記事はこちら

岐阜競輪場近くの「一楽分店」の記事はこちら

 

 


 

↓ かつての中村遊郭、大門の区割り(下図参照・ちょっと適当ですが…)をデザイン(※)したと思われる素敵な純喫茶「ロビン」に寄ったが、しばらく休業の貼紙が(6月末現在)。以前も休んでいた事があったのでちょっと心配…。

※中村遊郭に限らず、かつての遊郭はこのようにわざと外部から見通しが効かないような区割りになっていることが多いようです

 

 

↓ 以前から気になっている中村群道沿いの建物(建築詳細不明)。2階が広いのと玄関格子戸の飾りが三業に関わる建物だっただろうかと想像させる。

 


 

 

一楽

愛知県名古屋市中村区松原町4-59

 

( 名古屋 なごや いちらく 味噌かつ みそかつ 元祖みそかつ 定食 オムライス 洋食 串かつ 近代建築 中村遊郭 喫茶ロビン ROBIN )

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The Essential Judas Priest (Limited Edition 3.0) / Judas Priest

2020年08月08日 | ハードロック・へヴィーメタル

The Essential Judas Priest (Limited Edition 3.0) / Judas Priest (2009)

オリジナル・アルバムを集めようかな、なんて言いながら(←実際集めているけど)”コンピ盤好き”なもので、安かったからとまたこんなCDを買ってしまった。「The Essential」シリーズのジューダス・プリースト(Judas Priest)版デジパックCD3枚組。”3.0”と謳っているのは、通常の2枚組に加えて1枚ボーナス・ディスクが付いているから(その3枚目のヴォリュームは中途半端だが…)。以前もエアロスミス(Aerosmith)でこの3.0ヴァージョンを購入した覚えがある。

曲順はランダムで、にわかファンの自分には、一部の有名曲を除いて調べないといつの時代の曲か分からないけれど、しっくりくるなァと思う曲を後から調べると大抵70年代の、つまり世界的大ヒット以前の曲だというのが自分でも興味深い。音の感触の違いもあるのかな。バカバカしいまでの様式美を苦手としていたのはいつのことやら、すっかり快感になってドライヴ中に鳴らしたりして楽しんでいる。今頃になってロブ・ハルフォード(Rob Halford)がゲイだと知って驚いている…。トレント・レズナー(Trent Raznor)のプロデュースでアルバム(「Voyeurs」TWO名義)を発売していたことも全然知らなかった…。次はそれかな。

オークションにて購入(¥615)

  • CD (2009/9/14)
  • Disc : 3
  • Format: import, Best of, Limited
  • Label : Sony Legacy
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金光 梅林営業舗 (3) @岐阜県岐阜市

2020年08月07日 | 岐阜県(岐阜)

久しぶりに岐阜市の梅林公園近くにある「金光」へ。いつも入りどころを迷う狭い路地を通って店横の駐車場に車を停める。暖簾をくぐって店内に入ると、時分どきを外れていたので土間に並ぶ大小のテーブル席に先客はおらず。給仕と調理は女将さんと年配の女性。主人は出前に出ているようだ。何にしようか品書きを見ながら頭を巡らせていると、店内の貼紙に”冷し中華”の文字を見付けた。雨が多くて蒸し暑い日が続くのでちょうどいい(訪問7月)。「冷やし中華そば」をお願いして、テレビをぼーっと眺めながら出来上がりを待つ。

しばらくして「冷やし中華そば」が届いた。まだあまり記事にはしていないが、今シーズンは食堂の”冷し中華づいて”いる。冷し中華用の業務用ダレもあるくらいだからどの店も似たような味になると思いきや、各店で仕様がかなり違っていて楽しい。こちらの皿には、チャーシューが2枚、太めの錦糸玉子、刻んだカマボコ、千切りのキュウリ、人参、レタス、プチトマトが入っている。ど真ん中上から紅生姜が多めにのせてあるのは珍しいかな。練りからしとマヨネーズが最初から皿の縁に絞り出してあるのはこの地方らしいところ。別の小鉢にはちくわ+キュウリと、レタスにゴマドレがかかった副菜が付いている。さっそく麺を引き摺りだしてみる。麺は細縮れ。最初に香ってくるのはレモンの酸味。かなり強めに効いている。レモンが添えてある訳ではないので最初からスープに味付けしてあるのだろう。こちらのチャーシューは食感が独特。冷たさと酸味のおかげで麺も具もするすると入っていく。サラダをいただいたような感じで、食後感も軽い。この後よそで何か食べたりしないようにしないと(←やりかねない・笑)。(勘定は¥630)

以前の記事はこちら (1)(2

この後の記事はこちら (4)(5) 

 

金光 梅林営業舗

岐阜県岐阜市瑞雲町1-1

 

( 岐阜 ぎふ 梅林公園 金光 かねみつ 金光食堂 かねみつ食堂 金光支店 金光梅林支店 大衆食堂 麺類食堂 食堂 洋食 中華そば ラーメン 冷し中華 )

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喜多八 @名古屋市西区・中小田井

2020年08月06日 | 名古屋(中村区・西区)

ある土曜日の昼、開いていると思った食堂に2軒振られ、行き先を変えて向かったのは中小田井(なかおたい)駅近くの食堂「喜多八」(古い看板の表記は㐂多八)。50年を超える歴史があるのだとか。雨が降ったり日が射したりと変な天気の下、店に到着。白の夏暖簾が掛かった店先にはカブが停めてあったので出前とかもするのかな。開け放した入口から中へ。大きなテレビの音が鳴る店内はやや雑多な感じ。土間のテーブルが4つ、小さい小上がりが4つで、ご高齢のお母さんが1人。壁に掛けられた黒い木札に白文字の品書きから「カツ丼」をお願いした。ゆっくりとお母さんの調理が始まる。

出来上がった「カツ丼」は盆にのせられ、味噌汁と漬物が付く。お母さんが小皿からこぼれた漬物を、迷いなく素手で戻すのはご愛敬(笑)。丼ぶりに入ったかつはやや小さめの2/3サイズ。青ネギが使ってあり、玉子にはしっかりめに火が入っている。東海地方の食堂では揚げたカツをご飯にのせて、上から出汁ととじたゆるゆるの玉子をのせる”後のせ”タイプが多いが、こちらはつゆと煮てある感じ。さっそくしっかりめに揚がった熱々のかつを頬張り、垂直に掘削していく。つゆは多めで底に溜まるほどだが、それもほどなくご飯に滲みていく。つゆは甘くなく、塩っ気が強く感じるのは豚肉に強めに下味がつけてあるだろうか。赤だしは貝汁。瓜の漬物も残さずいただいた(笑)。次は「中華そば」か、古(いにしえ)の「木乃葉丼」「志乃田丼」あたりをいただこうかな。(勘定は¥650)

 

 

お食事処 うどん 喜多八

愛知県名古屋市西区中小田井5-92

 

( 名古屋 なごや 中小田井 なかおたい きたはち 㐂多八 喜多八食堂 大衆食堂 麺類食堂 うどん きしめん 丼物 )

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すいぎょく @岐阜県大垣市

2020年08月05日 | 岐阜県(西濃)

ある日差しの強い暑い日、岐阜県大垣市で涼を求めて向かったのは桐ヶ崎町にある喫茶「すいぎょく」。隣のお茶屋「すいぎょく園」の喫茶部。駐車場に車を停めて店内へ。ほどほどに客が入っていたが、コロナ禍とあって席を空けて案内しているようだ。カウンターの端の席へ。最初からこちらの名物「グリーンソフト」ののったものにしようと思っていたので、メニューから「抹茶かき氷」を選択して告げた。出来上がったかき氷に、後からお茶屋との間にあるソフトクリーム・マシーンから「グリーンソフト」をのせ、完成。

あずきも入った「抹茶かき氷」は見るからに抹茶が濃い。さすがお茶屋。まずは上にのった「グリーンソフト」をひと口。相変わらず旨い。暑かったので冷たいものが喉を通るのが快感。こんもりと盛り付けられた氷のみつはしっかり抹茶も香るがかなり甘さが強い。そういえばかき氷を食べるのは今年初めてかな。「グリーンソフト」もこうして食べると甘さがあずきと抹茶の方に持っていかれてしまうようだ。全部食べ切ってクールダウン。こちらのメニューでは”のせのせ”と書いてあるものに「グリーンソフト」がのるようだ。次は「のせのせ抹茶ババロア」か「のせのせ抹茶ジュース」をいただこう。(勘定は¥780)

この後の記事はこちら (2

「すいぎょく園」の記事はこちら

 

 


 

↓ 本今町の「神鋼造機・コベルコ建機」の敷地内(と思われる)に建つ洋館(建築詳細不明)。道路から遠くて分かり辛いが、丸窓があったりして古い建物のように思うがどうだろう。

 

↓ 岐阜町(大垣にこんな地名があるなんて知らなかった)にある「イクタ調剤薬局」(建築詳細不明)。脇に住居部分の門柱のある看板建築。屋根瓦の赤い色と下見板張りの濃い茶色の壁面が洒落ていていい感じ。

 

 


 

COFFEE CLUB すいぎょく

岐阜県大垣市桐ケ崎町31

 

( 大垣 おおがき 喫茶すいぎょく すいぎょく園喫茶部 翆玉園 カフェ かきごおり かき氷 グリーンソフト 登録商標 抹茶ソフト アイスクリーム 近代建築 看板建築 )

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Between The Lines / Jimi Hendrix

2020年08月04日 | クラシック・ロック

Between The Lines (Promo)  / Jimi Hendrix (1990)

1990年に発表された4枚組CDボックス・セット「Lifelines : The Jimi Hendrix Story」(写真下左)の中から一部を編集したプロモ盤「Between The Lines」。ただし実際にプロモとしての役割をした盤かどうかは不明。ボックスは所有しているので本来は必要のないCDだが、久しぶりに聴いてみたくなったのでダメモトで安価で入札しておいたら無事落札。ボックス・セットは当初「Live & Unreleased: The Radio Show」として1989年に3枚組で発売されたもので(写真下右)こちらも所有しているが、ラジオの特集番組をCD化したものでナレーションが入るものの、未発表音源が山盛りだったのでジミのファンは狂気乱舞したものだった(ただし日本盤は出ず、入手はやや困難だったと記憶している)。

 

このプロモは4枚組(うち1枚は1969年のL.A.フォーラムでのライヴ)に作り直された前者のハイライトを収録していて、収録曲は以下の通り。

01 Jimi Hendrix Narration
02 Hey Joe (Oct.1966 at London's Kingsway Studios)
03 I'm A Man (Live in New Jersey 1965)
04 Pete Townshend And Eric Clapton Narration / Red House (Live in Paris 1967)
05 Jimi Hendrix Narration / Drivin' South (BBC's London studios 1967)
06 The Things That I Used To Do (The Record Plant in NY 1969)
07 1983... (A Merman I Should Turn To Be) (Alternate mix - The Record Plant in NY 1968)
08 Purple Haze (London's Olympic Studios 1967)
09 Rainy Day Shuffle (The Record Plant in NY 1968)
10 Angel (Home demo 1968)

ソロ以前のキャリア初期のライヴ音源やスタジオ・アウトテイク、デモ録音等。今でこそジミの版権はほとんどが遺族の手に渡り(全部じゃないところが業界の闇…)、きちんとしたプロダクションで過去音源が発表されているが、当時はジミの残した音源を引っ掻き回した悪名高いアラン・ダグラス(Alan Douglas)がまだ版権を握っていた時期で、このボックスの監修も担当。それでも70-80年代の粗製乱造期は過ぎ、アラン・ダグラスもしっかり音源を整理しかけていた頃なので、あの酷いでっちあげ仕事は何だったんだと見直した記憶がある。実際スタジオ・アウトテイクや別ミックスなど、当時はこんな音源が残っていたのかと瞠目した。儚くも美しい10「Angel」のデモはこれが初出じゃなかったかな。久しぶりにボックスを引き摺り出してこようか。 当時聴きまくったので出したり入れたりして箱が擦れて傷んでいたっけ…。

オークションにて購入(¥315)

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とう吉饅頭 @名古屋市中村区・太閤通

2020年08月03日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

名古屋駅の西、大門にある饅頭屋「とう吉饅頭」へ。創業は80年以上で現在3代目だという。店は太閤通から少し南に入った所にある。かつての色街(中村遊郭)近辺にあるのでその筋の客の御用も多かっただろうナ。店内にはガラスショーケースにずらりと饅頭が並び、台の上にも様々な色とりどりの菓子が置いてあった。洋菓子も並んでいるのは主人が洋菓子作りの修業もしているからだとか。店内には”あんこ作り一筋”なんていう口上も掲げてあったので、あんこの入っているものをと「草もち」と「豆大福」を購入した。

最近はどの店も軟らかめの食感の餅が多いが、こちらの「草もち」はしっかりとした弾力のあるもの。昔の草餅はこういう皮が多かったと思うがどうだろうか。中はこし餡でベタ甘でなく程良い甘さがあって滑らか。皮のよもぎもしっかり香り、旨い。「豆大福」は丹波黒豆を使用しているとのこと。皮からその豆が透けて見える。豆の粒感はしっかりしていて、少し塩気を感じるのは豆からかな。こちらも旨かった。かつて色街に遊びに出た客はこちらで饅頭を買って手土産として通ったか、それとも家に帰る時の土産として買って帰ったかも。次は和洋折衷の創作菓子を買ってみようかな。(勘定は¥300程)

 


 

↓ 更地になったり、新しい住宅が建ったりと変化が著しい界隈だが、路地の奥には欄干のあるこんな建物が連なるところもまだ若干残っている。

 


 

御菓子司 とう吉饅頭

愛知県名古屋市中村区大宮町3-34

 

( 名古屋 なごや 太閤通 たいこうどおり 大門 おおもん とう吉饅頭本店 とうきち饅頭 とうきちまんじゅう 和菓子 和スイーツ まんじゅう 饅頭 色街 花街 中村遊郭 )

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マタギ亭 @岐阜県各務原市

2020年08月02日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県各務原市の「マタギ亭」へ。店のカードにも”マタギ”のイラストが載っているので主人がマタギだったりするのだろうか。店はそんなイメージとは違って洒落たカフェの雰囲気。どちらからか移転してきたと聞いたことがあるが以前の店の事はよく知らない。駐車場に車を停めて店の中へ。喫茶でもあるので店内には先客が1人居たが、この時点でまだランチが始まっていなかったようで「ランチですか?」という問いに「ハイ。」と答えると「もう少しお待ちください。」とのこと。外で待とうとすると「中で座って待っていただいて構わないですよ。」とのことだったのでテーブル席のひとつに座らせてもらった。店内に掲げてある黒板にランチメニューが載っているが、どう考えてもハンバーグ、エビフライ、魚フライ、味噌テキが付くという「サービスランチ」が値打ちで間違いないのだろうが、他にも「牛舌シチュー」「サーロインステーキ」の各ランチなどがあり、悩んだ挙句、結局その時の気分で「ビーフカツランチ」というのにしてみた。15分程、ジャズが流れる店内でランチ開始時間を待つ。

後から客が次から次へと入って来た。平日の昼とあってやはり女性のグループが多い。最近よく思うのだが、女性同士の客は昼間は油断しているのか、隣の席に男性(←自分)が居ても下品な話し方で喋る人が目に付く。いつ頃からか男言葉が当たり前になってきて、最近は30代以上と思われるような大人の女性でもちょっと聞くに堪えない言葉(”ク〇”とか)を平気で使うので、聞こえてしまう方としてもなかなか辛いものだ。

閑話休題。しばらくしてランチが開始され、まずカップに入った濃厚なコーンスープが運ばれた。そして「ビーフカツ」が登場。ライスは平皿に盛られているが米が赤い。五穀米かどうかは分からないが、いわゆる雑穀米のような感じ。予告はなかったのでちょっとびっくり。ビーフカツは薄いがかなりの大きさがある。衣がカリッとしていて、フライというよりはカツレツといった雰囲気(←分かるかな…)。硬めの食感の衣のカツに濃厚なデミグラスソースを纏わせていただくが、肉の下味もしっかりめについているようで、そのままでもいいくらい。やや衣の油が強いが旨い。黒板に”サラダ”とあったのは、別皿でなくビーフカツの生野菜の付け合わせのことだろう。定期健診(人間ドック)で前日から絶飲食だったので、モリモリとあっとう間に全部綺麗に平らげた。次も「サービスランチ」と「牛舌シチュー」で迷いそう。(勘定は¥1,200)

 

cafe マタギ亭

岐阜県各務原市蘇原宮代町1-21

 

( 各務原 かかみがはら かがみはら またぎてい カフェ Cafe Brasserie ランチ 洋食 珈琲 コーヒー モーニング )

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