ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

El Mocambo 1977 / The Rolling Stones

2022年05月16日 | クラシック・ロック

El Mocambo 1977 / The Rolling Stones (2022)

事件です。ストーンズ(The Rolling Stones)の60年にも及ぶ長い歴史の中で、最もファンから発表を熱望された音源のひとつ、1977年にカナダはトロントの「エル・モカンボ」というクラブでのライヴ音源がとうとう正式に発表されることに。かつて2枚組ライヴ・アルバム「Love You Live」(ジャケ下)のC面にこの時の音源が一部採用され、その小さいハコならではのルーズで生々しい音と、彼らのルーツのカヴァーという内容がファンを痺れさせた”あの”エル・モカンボの音源がとうとう聴ける!

ただし発表されたアルバム・ジャケットを見て一抹の不安が。ストーンズのアートワークの出来の悪さ(特に発掘音源関係)は定評があるが、この黒地にネオンのLip & Tongue(以下ベロ)デザインはあまりにも酷い…。GOを出したのはミック(Mick Jagger)なのだろうが、当時の雰囲気を醸し出すでもなく、特に優れたベロ・ヴァリエーションでもなく…。過去の資料から、残存している使えそうな現場の写真が思いのほか少ない事は想像がついていたが、これなら数多出されたブートレグの方がデザイン的に優れたものがあるのでは…。

それはさておき、音。事前にネットで発表された2曲はあの「Love You Live」とは音場が全然違い、小さいクラブの雰囲気に乏しく…。ネットでそれ以上深追いすることは止めてCDの到着を待った。それが発売日になっても配達されず、無情にも”配達遅延”の表示。先にネット上に全曲上がってしまったが、それらは聴かないようにガマン。そして予定より2日遅れてやっと商品が届いた。そういえば商品の到着を待ち焦がれるアルバムなんて本当に久しぶりだ。

ジャケはデジパック穴あきで、インナーを入れ替えるとネオン・ベロの色が変わるようになっているが、やっぱり全然イケてない。ライナーの写真にビル(Bill Wyman)を載せないイケズも相変わらず。全くもう…。恐る恐るCDをトレイにのせ再生。お、確かに「Love You Live」収録のような音ではないがカッコイイ。件のビルのベースが目茶苦茶オンなミックスになっていて、別の意味でクラブっぽさは出ている。決してバランスは良くないが、続けて聴いていると違和感はどこかへ行ってしまった。ミックス担当はお馴染みボブ・クリアマウンテン(Bob Clearmountain)。にしてもいい音だ。よくこれらが今まで流出しなかったものだ。この頃のミックのヴォーカルはねちっこくていいなァ。キース(Keith Richards)の弾くギターも近年のように”ジャヤラーンッ‼”だけでなく色気があってカッコイイ。「Love You Live」では聴いたことが無い音が入っていたりするが、細かい分析は誰かがやってくれるだろう(笑)。

当時、キースはドラッグ禍(警察禍?)にあったし、カナダのトルドー首相(現首相の父)の細君マーガレットがストーンズに入れ上げてこのライヴにも同行し、首相がメディアに弁解を述べるなんてこともあったはず(どうもロニーともミックとも関係があったようだ・苦笑)。でも無双だった70年代のストーンズは様々なトラブルがあっても関係なしに突き進んでいた時代。歌詞だって忖度なしでFワードを使うし、”紳士”になってしまった近年と違ってやりたいことをやっている。そんな奴らが小さいハコで好きに演っているんだから、かっこよくない訳がない。ボーナス3曲を同じ盤の最後に入れてしまったことだけ気に入らないけれど(上手く挟みこむ事も出来たろうに)、当分こればかり聴きそうだ。

amazonにて購入(¥3,625)

  • Label ‏ : ‎ Polydor
  • ASIN ‏ : ‎ B09TS84LC3
  • Disc ‏ : ‎ 2
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角屋 (2) @愛知県一宮市

2022年05月16日 | 愛知県(尾張)

愛知県一宮市の「日の出寿し食堂」で軽く一杯やった後、散歩がてら歩いた先で寄ったのは「真清田神社」横の串かつの「角屋」。SNSで名前を見かけたりしたので代が替わったのかなと気になって随分久しぶりの訪問になる。店に入ると特に様子は変わっておらず、先客は1名。でも調理場に立っているのは若い衆。早速、揚げ鍋の前に腰を下ろし「ビール(大)」をお願いする。ビールの銘柄を問われたと思うが、若い衆の滑舌が独特でちょっと聞き取り辛い。何度か訊き直して(スマン)「キリンラガー」を出してもらった。「串かつ」は3本揚げてもらう。

グラスに注いだビールをグイッとやって「串かつ」の出来上がりを待つ。こちら特有のねっとりとした、まるで屋台のフレンチドッグのような生地をくぐらせ、細目のパン粉をつけて揚げられる。ここでも何度か訊き直して(スマン)味噌で仕上げてもらった。揚がった串かつをどて味噌の鍋にドボンと漬け、皿に盛られて供された。すぐに手に取ってかぶりつく。相変わらずふかふかの食感の衣。中の肉は小さめ。何度味わっても不思議な串かつだ。大瓶で頼んでしまったのでまだビールが残っている。追加は味噌おでん。「どて」「だいこん」「焼とふ」の3つ。漆黒のどて味噌で煮込まれ、大根は芯まで真っ黒。それでいて味噌辛いことはなく、どちらかというと甘めの味付け。ちょっと辛子をつけたいナと思ったが卓上には用意されていなかったのでそのまま平らげた。そういえばこちらの看板メニューのひとつ「中華そば」はまだ食べたことがない。次は頼んでみよう。(勘定は¥1,400)

以前の記事はこちら

 

串かつ 中華そば 角屋

愛知県一宮市大宮2-5-16

 

( 一宮 いちのみや かどや 串カツ おでん どて どて煮 ラーメン ますみだ神社 尾張國一之宮 )

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平井 (3) @岐阜県岐阜市

2022年05月15日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の柳ヶ瀬商店街の南側の入口にある食堂「平井」へ。実はここに来る前にアーケード内の「大福屋」に入って席にまで着いたのだが、酒を燗してもらおうとすると女将さんに「ランチ・ビール(グラス・ビールの意?)ぐらいで、いま昼はお酒出してないの。ゴメンね。」と言われ、すごすごと退散してきたのだった(おでん鍋もちゃんとあるのにな…)。この日は呑む気マンマンだったので河岸を変えてこちらに。店に入るとまだ先客は無し。テーブル席に腰かけビールをお願いする。キリンラガーの中瓶。大根の煮物がひと切れ付いてきた。このひと切れが嬉しい。コップに注いでグイッと。内容不明の「平井定食」っていうのをお願いしておかずを肴にしようと思って注文してみたが、若女将に「山菜とかうどんの定食だけどいいですか?」と言われたので撤回。「やきそば」を単品でお願いした。調理は大女将が担当。

頭上のテレビを眺めながら喉を潤していると「やきそば」が登場。平皿に盛られた焼きそばの具材は、キャベツ、もやし、豚肉というところ。てっぺんに紅生姜がのせられている。麺は独特の風味がある細ストレート麺。スーパーとかに売っているような蒸し麺とは違う風味がいい感じ。昼間っから出来たての焼きそばでビールをいただく幸せ。中瓶の量もちょうど良かった。勘定してもらって外に出ると4月とは思えない小寒い気温。ここのところ休日は天気が悪い日ばかり。半袖は失敗だった。そうそう「大福屋」では燗酒をもらおうと思っていたのに何故かここではビールを頼んじゃったな。(勘定は¥900)

以前の記事はこちらこちら

 

お食事処 平井

岐阜県岐阜市徹明通1-11-2

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬商店街 徹明通 ひらい 平井食堂 麺類食堂 大衆食堂 食堂 定食 焼きそば 焼そば 丼物 洋食 ビール )

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Kreis(バー クレイス) @名古屋市中区・伏見

2022年05月14日 | 名古屋(中区)

老母と長姉との3人で「Bar Espana 伏見店」でしこたま呑んだ後、もう1軒行こうと2人を引き摺り回す(笑)。事前に母の歩ける範囲でバーを何軒かブックマークしておいた。そのうちの1軒は地下にあったが、自分が下見に階段を下りるとちょうどグループ客が入ったところ。年齢も若そうで騒がしくなりそうだったので、店員女性が「入れますよ、どうぞ。」と誘ってくれたが丁寧にお断りをしてもう1軒の候補へ。それがこちら、オーセンティックバー「Kreis(クライス)」。店は2階だがエレベーターがあったので母と姉にはそれで上ってもらう。店に入ると照明も暗く落ち着いていていい感じ。3人なので残念ながらカウンター席には座れなかったが、落ち着いたテーブル席に案内された。母には「グレンフィデック12年」をトワイスアップで注文。バーボン好きな姉と自分は「ワイルドターキー8年」をロックで、2度目の乾杯。

「ターキー」は丸い氷の入ったグラスで供された。甘い香りを嗅ぎながらチビチビと口に入れていく。呑む時には何か口に入れていないとダメな自分は「サラミ盛合せ」「枝付き干しぶどう」を注文。歓談しながらつまんだ。こうして母と姉が揃ってバーで呑むなんてのはきっと初めてだろう(訊かなかったが)。もう結構呑んで来ているので口を湿らす程度のバーボンだが旨い。残念だったのは後ろのテーブル席に若い男女のグループ客が居て、母や姉の喋り声が聞こえ辛いくらい煩いこと(わざわざ店を替えたのに…)。バーに多人数で入ることないのに…(居酒屋へ行けっ)。オーセンティック・バーを名乗るなら本当は店員が注意しに行ってくれるとありがたいんだけれどナ…。ま、自分達もヨッパライなので声が大きくなっていないか、人の振り見て我が振り直さないと。切り上げて勘定してもらったら安くて驚いた。(勘定は¥5,800)

 

Authentic Bar Kreis (オーセンティック・バー クライス)

愛知県名古屋市中区栄1-4-12 第一御園山田ビル2F

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ バークレイス オーセンティックバー カクテル バーボン バーボンウイスキー シングルモルトウイスキー )

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Atlantic Gold / Various Artists

2022年05月13日 | ソウル・ファンク・R&B

 

Atlantic Gold / Various Artists (2004)

米アトランティック・レーベルから発売されたソウルの名曲75曲を収録した3枚組CD。副題は”75 Soul Classics From The Atlantic Vaults”となっているが、そりゃもう「参りました」と言うしかない珠玉の名曲がずらり。自分は多分、ここに収録されている音源は色々な形で8、9割がた所有しているとは思うが、構うことあるもんか。たったの560円で手に入れたのだから(¥7円46銭/曲←貧乏臭い計算・笑)。収録曲とアーティストは以下の通り。

<Disc 1>

01 Ruth Brown - 5-10-15 Hours
02 The Clovers - One Mint Julep
03 Joe Turner - Shake, Rattle And Roll
04 The Drifters with Clyde McPhatter - Money Honey
05 Ray Charles - I've Got A Woman
06 LaVern Baker - Tweedle Dee
07 The Chords - Sh-Boom
08 The Drifters - Ruby Baby
09 Ruth Brown - Lucky Lips
10 Chuck Willis - It's Too Late
11 Ray Charles - (Night Time Is) The Right Time
12 The Coasters - Poison Ivy
13 Ben E. King - Spanish Harlem
14 Carla Thomas - B-A-B-Y
15 Clyde McPhatter - A Lover's Question
16 The Drifters - There Goes My Baby
17 Solomon Burke - If You Need Me
18 LaVern Baker - See See Rider
19 The Coasters - Yakety Yak
20 The Mar-Keys - Last Night
21 Ray Charles - What'd I Say (Parts I & II)
22 The Drifters - Up On The Roof
23 Ben E. King - Stand By Me
24 Esther Phillips - And I Love Him
25 Doris Troy - Just One Look
26 Otis Redding - These Arms Of Mine

<Disc 2>

01 The Drifters - On Broadway
02 Booker T & The MG's - Green Onions
03 Wilson Pickett - Land Of 1000 Dances
04 Solomon Burke - Everybody Needs Somebody To Love
05 Rufus Thomas - Walking The Dog
06 Otis Redding - I've Been Loving You Too Long
07 The Drifters - Under The Boardwalk
08 Sam & Dave - You Don't Know Like I Know
09 Don Covay - Seesaw
10 Wilson Pickett - In The Midnight Hour
11 The Drifters - Saturday Night At The Movies
12 The Capitols - Cool Jerk
13 Sam & Dave - When Something Is Wrong With My Baby
14 Barbara Lewis - Baby, I'm Yours
15 Percy Sledge - When A Man Loves A Woman
16 Aretha Franklin - (You Make Me Feel Like) A Natural Woman
17 Otis Redding - Try A Little Tenderness
18 Wilson Pickett - Mustang Sally
19 Eddie Floyd - Knock On Wood
20 Sam & Dave - Hold On I'm Coming
21 Aretha Franklin - Chain Of Fools
22 Arthur Conley - Sweet Soul Music
23 The Bar-Kays - Soul Finger
24 Joe Tex - Show Me
25 Aretha Franklin - Respect
26 Otis Redding - (Sittin' On) The Dock Of The Bay

<Disc 3>

01 Sam & Dave - Soul Man
02 Aretha Franklin - Think
03 King CurtisMemphis - Soul Stew
04 Otis Redding & Carla Thomas - Tramp
05 Archie Bell - Tighten Up
06 Aretha Franklin - Do Right Woman
07 William Bell - A Tribute To A King
08 Brook Benton - Rainy Night In Georgia
09 Clarence Carter - Slip Away
10 Donny Hathaway - The Ghetto
11 Beginning Of The End - Funky Nassau (Pt 1)
12 Detroit Spinners - Ghetto Child
13 Archie Bell - Here I Go Again
14 Aretha Franklin - Rock Steady
15 The Persuaders - Thin Line Between Love & Hate
16 Betty Wright - Clean Up Woman
17 Detroit Spinners - Could It Be I'm Falling In Love
18 Blue Magic - Slideshow
19 Detroit Spinners - I'll be Around
20 Major Harris - Love Won't Let Me Wait
21 Bettye Swann - Kiss My Love Goodbye
22 Ben E. King - Supernatural Thing (pt1)
23 Aretha Franklin - Until You Come Back To Me

どこを切り取っても名曲だらけ。さすがアトランティック。あまりソウル・ミュージックを聴かない人も、映画やらテレビやらCMやらで聴いたことがあるだろう曲がてんこ盛りだ。しかもこれでは収まりきらないと見えて100曲収録ヴァージョンも発売しているようだ。もちろんソウル・ミュージックがアトランティックだけってことはないけれど、キラ星の如く続く名曲の数々と外せないアーティスト。独壇場とは言っても過言ではないだろう。

ネットにて購入(¥560)

  • Label ‏ : ‎ Wea International
  • ASIN ‏ : ‎ B00062FMBY
  • Disc ‏ : ‎ 3

 

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YOROCA @岐阜県岐阜市

2022年05月13日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の伊奈波神社参道に3月末に新しく出来たばかりの”タップ・ルーム”「YOROCA(ヨロカ)」へ。こちら2021年3月に醸造免許を取得したという「岐阜麦酒醸造(Gifu Beer Brewing)」が小売の店として開いたのだそう。営業は金土日の週に3日だそう。訪れるとまだ店頭には贈られた花が並んでいた(訪問4月初め)。雨のそぼ降る日だったのでビールをいただくにはちょっと小寒かったが、なかなか機会も作れないので店内へ。店員の居る場所にタップが並び、他は小さいカウンターがあるのみで椅子は無し。あるのは5種類と説明を受けた。その中からお願いしたのは「金華山エール」のSサイズ。

透明のプラカップに注がれた「金華山エール」をグイッとやる。苦味と酸味はグレープフルーツを思わせ、爽やかな香りが鼻腔を抜ける。なかなかに旨い。Sサイズなので2口で終わりだが(苦笑)。狭い店内では”まん防”が明けたとはいえ、先客がえらく気分良く大声ではしゃいでいるし、開け放した入口からはまだまだ寒い空気が入り込んでくるので追加は止めておいた。つまみ類は「鮎ピー」ぐらいでほとんど無く、ビールのみと潔いが、真冬にここに来てビールのみをグイッとやって帰る客がどれほど集まるか心配にはなる。それにSサイズでこの値段だったらやはりグラスで出して欲しいなァ。今年は近年では珍しく寒い4、5月を迎えているが、もう少し暖かくなったらまた覗いてみようっと。(勘定は¥600)

この後の記事はこちら (2

 

Tap Room YOROCA

岐阜県岐阜市伊奈波通1-46

 

( 岐阜 ぎふ ヨロカ ヨロッカ タップルーム クラフトビール 地ビール 鮎ピー いなば神社 岐阜善光寺 立ち飲み 立ち呑み ビール専門バー )

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日の出寿し食堂 (4) @愛知県一宮市

2022年05月12日 | 愛知県(尾張・老舗)

ある日曜の昼。愛知県一宮市の天麩羅屋へ行こうと駅で降りるも、日曜定休ということをすっかり忘れていた(←相変わらずちゃんと調べない…)。酒をいただくつもりでわざわざ電車で来たので方針変更。結局ここ「日の出寿し食堂」へ。まだ開店して10分も経っていない時間のはずだが、店内はすでに数組が席に着いていてビール瓶が並んでいる。寒が戻ったのでまだ石油ストーブが焚かれていた(訪問4月半ば)。案内されたのは小上がりの1人用卓。左膝の具合が良くないので本当はテーブル席が良かったが埋まっていたので仕方がない。靴を脱いで微妙な体勢で腰を下ろす。すぐに「酒、大きいの、ぬるめで」とお願いする。つまみは入口横の冷蔵庫に用意されている品から選ぼうと思っていたが、この日は曇天なせいかめっきり弱くなった視力が殊更に低調で品名が霞んで見えない(←情けない・涙)。また靴を履いて探しに行くのもアレなので、壁に貼られたつまみから「くらげポン酢」と「ホタルイカ酢味噌」の2品を選んだ。

いい感じに燗された酒を徳利から猪口に注ぎ、グイッとやる。ウメー。コリコリのクラゲはもみじおろしと刻みネギ。ホタルイカにはネギの青いところのぬたも付いている。幸せな昼どき。先客は常連客ばかりで100%呑みの客。みんな「八百宮が…」とか「のんきやが…」とか、市内で早くから呑める店の話ばっかり。コロナの”まん防”(まん延防止等重点措置)が明けて生き生きとしているようだ(笑)。よく見ると”格天井”だったりする小上がりの天井を「へぇー」なんて感心しながら酒をやる。建物は古くないだろうが、ここなんてよく考えたら伏見の「大甚本店」よりも古いんだものなァ(創業明治39年)。酒をもう1本と「ハタハタ干物」「ごぼう天ぷら」「漬物」を追加。ハタハタはしっかりと炙ってあり、旨い。「ごぼう天ぷら」は棒状で皿に山と積まれている。七味マヨ付き。塩やタマリ(容器にはタマリと書いてあるが、たまり醤油ではなく普通の醤油)でもいただいた。ここで終わってしまいそうなので「ぶた汁」を貰って了とした。もう1軒くらい行こうっと。(勘定は¥3,000程)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

この後の記事はこちら (5

 

 

食事処 日の出寿し食堂

愛知県一宮市本町3-4-1

 

( 一宮 いちのみや 日の出寿し 日乃出寿し 日乃出寿し食堂 日乃出寿司食堂 日の出寿司食堂 ひのですし 大衆食堂 洋食 酒場 金露 老舗 )

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ポン・ヌフ @岐阜県岐阜市

2022年05月11日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の西部方面に出掛けた際に検索して寄ってみたカフェとケーキの店「ポン・ヌフ」。なんとなく”ポンヌフ”っていう名前を聞いたことがあるなと選んでみた(→パリに現存する最も古い橋の名前だとか)。店は長良川沿いの日置江(ひきえ)という土地にある。車を走らせるもとても店舗、しかもパティスリーがあるようには思えないような場所。日置江神社という神社参道に店があった。建物はまだ新しいようでカフェも併設されている。たまたまだったのかどうか分からないがガラスショーケースの中のケーキの種類は多くなく、焼菓子も少しだけ陳列されていた。選んだのは「コロネ」「プリン」「クラシックショコラ」「いちごタルト」。「コロネ」は中に詰めるクリームを選べるようだったがオーソドックスなカスタード・クリームでお願いした。

家に持ち帰り、「プリン」は2人分づつあるので、タルト好きな妻に「いちごタルト」「コロネ」を進呈。自分は「クラシックショコラ」を。ショコラはしっかりと重さのあるもの。へヴィーかと思いきや口当たりは軽い。小さめの「プリン」はカスタードプリン。本体はやや硬めのクラシックなタイプ。それに対してカラメル・シロップはさらっとしていて量も多め。コーヒーと一緒に美味しくいただいた。こうやって家にケーキを買って帰ることが多いが、後から見てみるといつも買っている品が同じ(苦笑)。妻は不平も言わず「美味しい、美味しい。」と平らげているが、内心(いつも一緒やな…)と思っているかも(汗)。(勘定は¥1,300程)

 

フランス風菓子 ポン・ヌフ (Pont Neuf)

岐阜県岐阜市日置江295

 

( 岐阜 ぎふ 日置江 ひきえ ポンヌフ フランス菓子 ケーキ 生ケーキ 焼菓子 コルネ プリン 持ち帰り テイクアウト )

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Songlines / The Derek Trucks Band

2022年05月10日 | クラシック・ロック

Songlines / The Derek Trucks Band (2006)

今、個人的に最も実力のあるバンドのひとつと思っているテデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band、以下TTB)。ギターのデレク・トラックス(Derek Trucks)が以前に所属(というか主幸)していたバンド、デレク・トラックス・バンド(The Derek Trucks Band、以下DTB)をしっかり聴いたことは無かったが、中古店に安く刺さっていたので試しにと買ってみた。2006年に発売された5枚目のスタジオ・アルバム「Songlines」。現在TTBに所属している男性ヴォーカリストのマイク・マットソン(Mike Mattison)が初めて加わったアルバムでもあるようだ。ちなみにこのDTBからはマイクの他、コフィ・バーブリッジ(Kofi Burbridge)がTTBに参加している。

最初はローランド・カーク(Rahsaan Roland Kirk)のカヴァーから始まる。この曲はTTBでも演っていて印象はそう変わらない。そのほかにもスキップ・ジェームス(Skip James)、O.V.ライト(O.V. Wright)、レゲエのトゥーツ・ヒバート(Toots Hibbert )、自分は全然知らなかったがパキスタン音楽の伝説的存在だというヌスラット・ファテ・アリー・カーン(Nusrat Fateh Ali Khan)というアーティストのカヴァーもあって多彩な内容となっている。中心になっているのはもちろんデレクの神々しいギターの音。これを聴くと、あぁ前から音楽性は全然変わっていないんだナと納得。マイクのハスキーなヴォーカルが加わってバンドがどう変わったのかは以前を知らないので分からないが、スーザン(Susan Tedeschi)のヴォーカルを抜くとこういう風になるだろうなという想像通りの音だった。バンドは2010年にTTB結成により活動停止している。メンバーの年齢構成はよく知らないが、メンバーだった8人のうち、コフィをはじめ3人も亡くなっているとは…。

中古店にて購入(¥290)

  • Label ‏ : ‎ Sony
  • ASIN ‏ : ‎ B000E1JOQ6
  • Disc ‏ : ‎ 1
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バル・イスパニヤ 伏見店 @名古屋市中区・伏見

2022年05月10日 | 名古屋(中区)

歌舞伎観劇をした日の夜。脚の弱い老母が歩いて行ける範囲で店を探さなければいけない。いくつかの候補の中から母が好きそうだけれど入ったことが無さそうなスペイン・バルに電話を入れておいた。店は「バル・イスパニア伏見店」。外看板に「Ⅱ」とあるようにグループの2号店。名駅の1号店はずっと前に知人と寄ったことがある。この日は仕事終わりで時間の都合がついた長姉も呼び寄せ、3人で店に向かう。オープンな店舗で先客もまだ無かったので感染対策は今のところ万全(笑)。テーブル席に案内された。早速カヴァ「パルシェット・キュベ21」で乾杯。つまみは「生ハム」「生牡蠣」「イカ炭焼」なんてところ。もちろん時間のかかる「ミックスパエリア」はこの段階で注文しておく。

姉はコロナ禍の為、外食はずっと控えていたそうで、久しぶりに店に入ったと言っていた。母も久しぶりに姉と会うので嬉しそうだ。牡蠣が好きな母は生牡蠣をペロリと平らげ、メニューに無い焼き牡蠣も欲しいと言い出した。店の方によると火を入れるとせっかくの大きな身が縮んでしまうから…と言っていたが無理を通してもらう。ワインは白の「カステロ・デ・メディナ・ベルデホ」をボトルで。「鶏のレバームース」「イカのビールフリット」「お肉のパテ」などを追加。どの品も旨いし、開け放してある店内は気候もやや涼しいくらいでちょうどいい。冷たいワインがグイグイと進む。普段こういう店に入る機会が少ない母も、色々食べられて呑んでと楽しんでいたようで何より。「サングリア」を追加する頃に焼き上がった「ミックスパエリア」が運ばれた。このパエリアはこちらの店の定番メニュー。ご飯が魚介の風味をしっかりと吸い込んで味は申し分なし。3人であっという間に平らげた。(勘定は¥18,000程)

名駅店の記事はこちら

バル・イスパニヤ 伏見店(Bar EspanaⅡ)

愛知県名古屋市中区栄1-10-4 石塚ビル1F

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ バルイスパニヤ伏見店 Bar Espana2 Bar España スペインバル バル タパス カヴァ ワイン )

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