今週の「週刊碁」、衝撃的なタイトルが「三途の川を引き返す」でした。
女流棋聖戦第1局「梅沢由香里女流棋聖 VS 向井千瑛二段」戦。
向井二段が終盤に殺した石を自分で生き返らせてしまい、梅沢女流棋聖が大逆転した一局です。
それにしても「三途の川を引き返す」、何とも古典的な表現ですね。
同じ「週刊碁」からもう一つ、天元戦の本戦から「羽根直樹九段 VS 石田章九段」の一戦。
「九年の月日を経た今でも、この半目負けは石田にとって『慙愧の極み』であり、昨日の出来事のように思い出すようだ」。
この「慙愧(ざんき)の極み」、難しいけど雰囲気が伝わってきますね。