謝依旻女流本因坊に青木喜久代八段が挑戦していた第28期女流本因坊戦5番勝負の第4局は10月28日、東京都千代田区の日本棋院会館で打たれ、謝女流本因坊が白番中押し勝ちし、シリーズ3勝1敗で防衛・3連覇を果たした。女流名人と合わせ2冠を堅持した。
青木八段は初戦を快勝したが、謝の逆転術に押され、第3局では勝ち碁を見損じで落とすなど要所で勝機を逸し、タイトル奪取はならなかった。
<謝依旻女流本因坊の話>
ずっと難しく、最後の最後に(大石を)取って勝ちが見えました。今期はみんな難しい碁でしたが、3連覇でき光栄です。
<青木挑戦者の話>
ずっと(形勢が)悪かったことに気付かなくて…。第3局でひどい負け方をしたことに悔いが残りました。
(共同通信社より抜粋)
「謝3連覇、青木に女王の座譲らず、貫禄漂う読み切り」、「青木 無言の圧力にクラリ」
(週刊碁、見出しより)
◇ ◇ ◇
本シリーズ、謝女流本因坊が初戦を落としたものの、その後3連勝で3連覇を果たしました。
鋭い踏み込みと勝負強さがパワーアップ、しばらく謝さんの天下が続くのでしょうか。
敗れた青木八段、初戦の内容からすると本シリーズは接戦が予想されましたが、2局目以降の3連敗は以外でした。
今回は残念でしたが、ママさんパワーで今後も頑張ってほしいと思います。
女流棋士の活躍は囲碁普及に好影響を与えます。これからも棋戦に普及活動に頑張ってほしいですね。