囲碁の若手棋士による「第4回広島アルミ杯若鯉戦」は10/31、11/1、広島市中区の中国新聞ビルであり、決勝で内田修平三段(20)が山森忠直五段(28)を下し、初優勝した。
準決勝で内田三段は大淵浩太郎初段(17)に時間切れ勝ち。山森五段は謝依旻女流名人・本因坊(19)に中押し勝ちし、決勝に進んだ。
決勝は先番の内田三段が中盤から優位に立ち、山森五段の追撃を振り切った。
(中国新聞より抜粋)
「昇龍内田、山森を跳び越え頂点に」、「ヒロシマは若武者の精錬工場」
(週刊碁、見出しより)
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優勝の内田修平三段、昨年の新人王として実績を残しました。
敗れた山森忠直五段、残念でした。今期は王座戦ベスト4と活躍しています。
この若鯉戦、歴代優勝者は謝依旻、志田達哉、三谷哲也と次世代のホープとして期待されている棋士ですね。
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本棋戦の対局地は広島。広島というと宮島・厳島神社が有名ですね。
この厳島神社には故・藤沢秀行師が奉納した「磊磊」という書があるそうです。
その秀行師、遺言では「墓には入りたくない。景色がきれいな瀬戸内海の周防灘に散骨してくれ」とのこと、ロマンチストだったんですね。
10月中旬に高尾九段、三村九段、坂井七段など親族・関係者に見送られ、周防灘で散骨が行われたそうです。