囲碁格言「二子(二目)の頭は見ずハネよ」について。
月刊「囲碁ワールド」に熊ホウ(ユウホウ )六段の「初段をめざす(熊)格言」というコーナーがあります。
5月号は「二子の頭はハネよ」。
熊さんはこの格言をあまり進んで教えていないとのこと。
ハネる事を学ぶより、「ハネられないようにする」ことを優先的に注意すべきだそうです。
上級者向けにまとめると、
①「二子の頭をハネよ」は相手にノビさせない攻めの手。
②ハネて攻めると自分自身に断点ができるので、盤面の変化が激しくなってしまい、難しくなる。
③ハネずにノビるのも立派な手。
この格言、あまり考えずに実戦で使い、痛い目にあうこともしばしばです。
「定石を覚えて二子弱くなり」という格言がありますが、「格言を覚えて二子弱くなり」もありか・・・。
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