◆書籍紹介
・書籍名:幻庵(下)
・発行所:文芸春秋
・著者:百田尚樹
・発行年月:2016年12月
◆内容紹介
たとえこの身が潰えようとも・・・。幻庵因碩とライバルの本因坊丈和は碁界最高権威「名人碁所」の座を巡り激闘を繰り広げた。
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江戸後期、碁打ちの生き様を伝える本書、凄絶な勝負の中にもヒューマンな雰囲気も感じられましたね。
本書は歴史小説で、史実はいまだ?の部分もあるようです。それはそれでロマンが・・・。
本書に対して囲碁ファンは興味を持つでしょうが、囲碁に関心のない人はどうでしょう。対局シーンの表現はムズかも・・・。
現代の囲碁界は、スポーツ化の様相で本書の時代に比べ味気ないように思いますが、これも時代の流れでしょうか。
そしてAI(人工知能)の出現、幻庵や丈和は草葉の陰で何思う・・・。
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