第43期名人戦七番勝負第7局が、11月1、2日に静岡県河津町「今井荘」で行われた。結果は張が白番4目半勝ちをおさめ、フルセットの末にタイトルを奪取。張栩九段はこれで10期ぶりの名人獲得。通算5期となる。
(日本棋院HPより抜粋)
「張栩奪取、カド番から3連勝」 「井山敗れ5冠に後退」
(週刊碁見出しより)
○ ● ○
10期ぶりの名人復位を果たした張栩名人。最終第7局は終盤での逆転勝利、勝負強さが光りました。
敗れた井山5冠、時間に追われてのミスか・・・。
本シリーズ、張さんは以前の先行逃げ切りから、厚みでも対抗できる棋風に変わってきているようです。
井山さんは過密日程による判断ミス、時間配分などが敗因か・・・。
戦前の予想では井山さん優位が多かったと思われますが、張さんの 【気力充実】 が上回ったように思います。
○ ● ○