「週刊碁」に連載の「つるりん式観る碁のすすめ」四字熟語編㉔。
難攻不落(なんこうふらく):城や砦などの守りが固くて攻め落とすのが難しいこと。
棋士の中で誰が一番当てはまるか?
つる:高尾先生の碁って、厚い上になぜか地でも全然遅れていない。
りん:攻める石もないし、地も減らない、まさに難攻不落なのよ。
つる:特に形勢がいい時の高尾先生はめちゃくちゃ強いよね。
りん:本当に強い。まったく歯が立たない感じがする。
つる:形勢がいい時って、意外とつらいじゃん。早く終わらせたくて決めにいっちゃたり、もっとリードしたくて打ち過ぎたりするものなんだけど・・・。
りん:そうそう。でも高尾先生は絶対にそれないよね。まったく動じず、寄せ付けない、まさに横綱相撲って感じ。
(週刊碁より抜粋)
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2/6放送のNHK杯【井山-高尾戦】、高尾九段が追いすがる王者・井山五冠に辛うじて半目残しました。
ドキドキの接戦でしたが、高尾九段の落ち着きぶりはまさに「難攻不落」でしたね。
やや優勢な終盤、ザル碁党の場合は緩んで追いつかれたり、無用な頑張りで逆転されたり、まさに「安易落城」・・・。
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