昨日(5/10)は定例の「風鈴会」の日。
講座の内容は当初の予定を一部変更して、5/8に亡くなられた藤沢秀行師の棋譜2局の解説がありました。
時の話題に合わせた講座ということで、意義ある内容でした。
秀行師の棋風は「異常感覚」という評価がありますが、解説の2局は本格的で地にこだわらず、あくまで手厚い内容でした。
戦後三羽烏(藤沢秀行、山部俊郎、梶原武雄)などと呼ばれた時期がありましたが、「昭和は遠くなりにけり」ということでしょうか。
もう一局は講師・鈴木プロの若い頃の棋譜解説。一本調子の攻めの碁でしたが、最後まで方針を貫くことが大切ということでした。
この頃の「攻め」中心の棋風は師匠(故・加藤正夫名誉王座)ゆずりとのことですが、なるほどと思いましたね。
◇ ◇ ◇
講座のあとの一般対局は1敗1勝。
●1局目は韓国のOさん、互戦の先番。秀行師にならって手厚く打ち進め中盤までは気分のいい展開でしたが、後半、模様にほころびが出て大敗。この敗戦で降段です。
○2局目は先輩らしきH鎌さん、向こう先の白番。本局もじっくりと厚味を生かして進行、相手の薄い地模様を食い破って優勢となりました。
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