天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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棋士の本棚(大場惇也七段)/火車(宮部みゆき)

2013-11-19 22:02:45 | プロ棋士

Kasya3◆書籍紹介
・書籍名:「火車」  ・発行所:新潮社
・著者:宮部みゆき ・発行年月:1998年2月
◆内容紹介
自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して・・・
山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。
火車【かしゃ】火がもえている車。生前に悪事をした亡者をのせて地獄に運ぶという。ひのくるま。

   ◇  ◇

2ケ月ほど前の「週刊碁/棋士の本棚(9月30日号、第54回)」は大場惇也・七段の「火車(宮部みゆき・著)」でした。
購入してしばらくはツンドク状態でしたが、この一週間ほどで読み終えたところです。

序盤はやや取っつきにくい感じ、中盤は複雑な局面になり、終盤は一気にドキドキの核心へ。
久しぶりのミステリー作品ですが、なかなかの作品だったと思います。
ストーリーは複雑に入り組んでいて、たそがれ世代としては結構エネルギーが必要でしたね。

大場七段は中学生のときに読んだそうですが、深く読み込めなかったと書いています。
確かに中学生では複雑な人間模様、経済観念などは・・・

   ◇  ◇

大場七段は緑星囲碁学園で学んだ30歳。今年、初めてNHK杯に出場しました。(6/9放送)
相手は趙善津九段、序盤の折衝がイマイチで後半追い上げるも、健闘及ばず初陣を飾れませんでした。

大場七段の棋風は「じっくりタイプのバランス派」とのことですが、今回は持ち味が出なかったようです。
じっくりと「大場」を打つような展開を期待したのですが・・・

Karasuhouse

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