7大タイトル経験者および50歳以上の賞金ランキング上位者で争われる、第3回囲碁マスターズカップの決勝戦が、7月13日に東京の日本棋院で行われた。
小林覚九段―石井邦生九段の決勝戦は、白番の小林が1目半勝ちを収め、マスターズカップ初優勝を飾った。 石井の公式戦初タイトル獲得ははならなかった。
(日本棋院HPより抜粋)
「小林覚 初V、通算10個目のタイトル」 「ハツラツ石井 惜敗、70代の強さを証明」
(週刊碁見出しより)
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ヨセ勝負を制した小林覚九段、苦しい碁を粘っての勝利でした。
関西総本部のベテラン石井九段、互角の競り合いでしたが終盤のヨセでミスが出たようです。
本戦16名中、3大リーグ(棋聖リーグ)に現役在籍は小林覚九段、趙治勲九段、山城九段。
実力的に小林九段の優勝は順当なところでしょうか。
石井九段は71歳、下馬評ではイマイチという感じでしたが、準優勝は立派ですね。
「井山5冠の師匠」で通っていますが、「井山の碁を欠かさず見ることが自分のエネルギー源」とのコメント。うらやましい師弟関係ですね。
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囲碁界では昔ほどではないにしろ師弟や先輩・後輩の関係が残っているようです。
日本囲碁界最高の実力者である井山5冠を「井山クン」と呼ぶ先輩棋士もいますが、一般社会ではチョット・・・
世の中、先輩・後輩の関係が薄らいでいるようです。以前は秩序を保つ役割を果たしていたのでしょうね。良し悪しは別にしても・・・
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