「週刊碁」に連載の四字熟語、「つるりん(鶴山淳志八段、林漢傑八段)式、観る碁のすすめ」より抜粋。
第96回:温故知新/中野泰宏九段
★温故知新【おんこ・ちしん】:故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知ると訓読みする。昔を研究し、新しい知識を見つけ出すこと。
りん:中野(泰宏九段)先生のNHK杯、あれは素敵だった。しかも先生、最近、手合はぜんぶ着物で対局してるんだよ。
つる:すごいよね。自分で着付けして対局するって。
りん:だって、あの中野先生だから。そりゃ着付けもできますよ。三味線の腕はプロ級。おまけに合気道の達人ですよ。
つる:先生には真顔でボケてくるところがある。
第97回:気炎万丈/大出公二記者
★気炎万丈【きえん・ばんじょう】:意気込みが他を圧倒するほど盛んであること。多くは意気盛んな談論についていう。
つる:今回取り上げるのは名人戦主催紙、朝日新聞囲碁担当記者、大出公二さん。大出さんと言ったら何だと思う?
りん:熱血、突撃、弾丸、乱舞。
つる:(爆笑)記者室で熱血応援してるし、突撃取材してるし、タイトル戦が重なると遠方から遠方に弾丸取材しているし、日本が世界戦で活躍すると乱舞してる!
りん:なんか大出さん、火吹き記者って呼ばれてるよね。
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中野泰宏九段(46)は関西棋院、4/23のNHK杯では和服で登場、髪型もパーマをかけ奥様から「太宰治っぽいね」と言われたそうです。結果は残念ながら孫喆七段に負けてしまいました。
中野九段と言えば「アタリに突っ込むプロもいる」で有名になりました。
あの「とぼけた」雰囲気、棋士っぽくなくて癒される・・・?
大出公二記者の記事は朝日新聞で時々読んでいましたが、それほど熱い感じはしなかった・・・?
もっと突撃記事を全面に出してもいいかと。
近年、新聞で感じるのは、骨のある記事が少なくなったような・・・?
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