◆書籍紹介
・書籍名:「碁悦同衆」
・発行所:立風書房
・著者:江崎誠致
・発行年月:1994年12月
◆内容紹介
本書は、碁界の歴史や人物や事象をアトランダムに取りあげた随想集である。
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囲碁に関係ある「4文字熟語」は? と考えたところ「碁悦同衆」という本があったのを思い出しました。
【呉越同舟】をひねったタイトルなんでしょうが、もう20年以上前の作品なんですね。
目次の中で「加藤正夫の清涼感」という項がありました。
作者の江崎氏は高川格と加藤正夫に教わったそうです。加藤について
「加藤正夫は、指導碁といえども、決しておろそかにしない。加藤の石は直線的にしなやかに伸びてくるという印象をうける。その素直さが不思議な圧迫感をともなって迫ってくるのだ。
加藤には<殺し屋>という物騒なニックネームがあるが、清流もときに瀑布に変わる。本質は常に清澄さを秘めた棋士である」
作家サンの表現はムズなところですが、清涼感には共感しますね。
ザル碁党も清涼感ある碁を打ちたいのですが・・・。
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