プロ野球の日本シリーズ第7戦が福岡ヤフードームで20日に行われ、福岡ソフトバンクホークスが中日ドラゴンズを3対0で破り、2003年以来の日本一に輝いた。ホークスとしての日本一は5度目とのこと、おめでとうございます。
私は、父が阪急ブレーブスの大ファンだったということもあって、パ・リーグファンだったのだが、野村監督時代の1973年の優勝のときにホークスファンになった。
プレーイングマネージャーという珍しい存在だった野村が率いるホークスには広瀬、門田といった印象に残る名選手も数多くいたように記憶している。
その後、長い冬の時代に突入し、対西武戦で西武ドームに行っても、対日ハム戦で東京ドームに行っても常に負け試合を応援していたような気がする。球場に足を運ばなくなってもビッグコミックオリジナルであぶさんとホークスをずっと応援していた。
球団がダイエーに身売りしたころから、少しずつ離れてしまい、プロ野球そのものをあまり観なくなってしまった。今のホークスには、南海ホークス時代の香りは無い。
今度の日本シリーズ、あまり観る機会は無かったのだが、それでもラジオとテレビで3試合ほど観戦した。思ったのは、両チームとも、とてもプロだったというか、玄人っぽかった。両チームとも、スタープレーヤーの集まりだが、いずれのチームの選手達も激しい競争にもまれてでてきたんだな、というのが、伝わってきた。だから、すべての試合がロースコアーだったが、とても引き締まったものになったように思う。選手、監督みなが、渋く、かっこ良かった。久しぶりに、これがプロ野球だ、という気がした。
戦後、日本人で三冠王をとったのは、野村、王、落合、松中と景浦安武。彼等がホークスとドラゴンズに深く関わり、様々な形で両チームを彩り、両リーグを引っ張ってきた選手(監督)達だということを思うと、この両チームが、今のメンバーで相まみえたことは、野球の神様からのとても素敵なプレゼントだと、私には思える。