こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

包丁は人生を切り拓く

2011年11月26日 | 鎌倉暮らし


 家具・衣類の出し入れをしているうちに、あっというまに半日が過ぎ、やれやれというところで、妻とナイトと散歩に出かけた。

 鎌倉の紅葉はこれからが本番。先の台風で葉が落ちたとはいえ、思っていたよりは葉は残っていて、ちょうど良い色になってきている。気温もいい塩梅で、鎌倉アルプスを歩けば軽く汗ばんで、いい運動になりそうだ。というようなわけで、今日もものすごい人出。
 ナイトと一緒なので、なるべく裏道を選んで歩くが、若宮大路や小町通りを通るときは人ごみを横切ることになる。それでもナイトは私と妻の間に挟まれると、おとなしく上手に歩くので、なんとか人の迷惑にはならなかったように思う。

 歩くうちに、先日砥ぎから帰ってきた菜切り包丁を使ったか、と妻に尋ねられ、まだ使っていない、と答えると、とてもよく切れるようになったから早く試してくれ、と促された。

 この菜切り包丁は正宗工芸美術製作所作。正宗作の包丁は、菜切り包丁のほかに牛刀一丁を使っている。裏駅まで行ったので、足を延ばしてお店まで行った。ついでにショーウィンドーを覗いたら、使い勝手のよさそうなペティナイフがあった。我が家で10年来使っているペティナイフの切れ味がいま一つと、かねてより思っていたこともあり、妻に購入を相談した。なんといっても、ここの包丁類は値が張る。

 いいんじゃない、包丁は人生を切り拓くものだから。

 そんな言葉に後押しされて、1丁買った。

 買う時には、これで、正宗の包丁が3丁めでうれしいということと、菜切り包丁の砥ぎのお礼を言った。

 あなたの人生も拓けるといいわね、と妻。

 家に帰ってさっそく柿を切ったが、とてもよい切れ味で上手にできた。

 夕食にと連売で買った野菜は、件の菜切り包丁で切ることにする。


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